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責任能力有無が争点か 相模原殺傷、公判前手続き始まる

9/29(金) 23:06配信

カナロコ by 神奈川新聞

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で昨年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人など六つの罪で起訴された元施設職員植松聖被告(27)の公判前整理手続きの第1回協議が28日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれた。裁判所と検察側、弁護側の3者で、裁判の争点や提出される証拠の整理を行った。

 地裁によると、協議は非公開で行われ、植松被告は出席しなかった。検察側は証明予定事実を記載した書面や証拠調べ請求書を、弁護側は予定主張の記載書面をそれぞれ提出したとみられる。

 検察側が現時点で請求した証拠は約600点と膨大で、手続きは長期化が避けられない見通し。被告の刑事責任能力の有無や程度が最大の争点となる公算が大きく、起訴前に検察側が実施した精神鑑定とは別に、再鑑定を行うかどうかの協議も手続きのポイントの一つになりそうだ。

 起訴状によると、植松被告は昨年7月26日未明、やまゆり園に侵入、包丁などで入所者を突き刺すなどして19人を殺害し24人に重軽傷を負わせ、職員2人にも軽傷を負わせた、とされる。起訴前の精神鑑定で被告は、自身を特別な存在と思い込む「自己愛性パーソナリティー障害」と診断された。