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メルカリ社長が2カ月の育休取得へ

10/4(水) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

フリマアプリのベンチャー、メルカリの小泉文明社長(37)と子会社ソウゾウの松本龍祐社長(36)が、いずれも約2カ月間の育児休暇を取得することが分かった。

【写真付き全文はこちら】急成長のメルカリ社長、子会社社長がダブルで育休取得へ

メルカリは2014年のアメリカ進出を皮切りにグローバル事業拡大を目指し、ユーザー数は日米合算7500万ダウンロードと急成長をみせている。時価総額は1000億円超とみられ、一部メディアで年内上場の見込みも報じられるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

そもそも経営トップが育休を取得すること自体が日本では珍しいが、それが今もっとも成長している企業で、となればなおさらだ。

メルカリの小泉社長は第2子を迎えるに当たって10月半ばから育休に入る予定。Business Insider Japanの取材に対し、「1人目で(妻の)大変さを目の当たりにし、長女も2歳になったばかりで、微力ながら協力したいと考えた」と語る。

ソウゾウの松本社長は第1子誕生に合わせて取得。「妻も仕事をしており、万全の体制で復帰してもらいたかったので、できる限りサポートしたいと考えた。新生児の期間は短いので、自分自身できるだけ一緒にいる時間を取りたかった」との思いを明かした。

トップの取得「社員は歓迎」

経営者どころか、日本男性の育休取得率は3.16%(2016年度、厚生労働省調べ)にとどまる。急成長中の企業で率先して、経営トップが育休を取る動きは、日本の男性の働き方に一石を投じそうだ。

それぞれ2カ月間を取得する予定だが、その間の業務について小泉社長は、「執行役員やマネジャーに権限委譲しつつ、場合によってはオンラインで業務に支障がないようにしていきたい。権限委譲の良い機会だと前向きにとらえている」と話す。

松本社長は「良い機会だと思い、思い切ってソウゾウの執行役員、マネジャーに権限委譲を行った。週1出社日を設けているので、必須のミーティングはそこで集中的に行う予定です」という。

社員からの反応について小泉社長は「トップが率先して取得することはとても歓迎されていると思う。そして社員にはより責任感を持って意思決定してもらいたい」という。

個人間のスキルなどを取引できる「メルカリ アッテ」などを提供するソウゾウでは、これまでもほとんどの男性社員が育休を取得してきたといい、社長の育休取得も「当たり前の雰囲気でした」(松本社長)。そして、松本社長は「自分が復帰した後、やる仕事がなくなっているのが理想なので、Go Boldに(果敢に)業務を進めていってほしい」と話した。

気になるのは、年内とも噂される上場に向けた作業への影響だが、この件に関して広報担当者は「お答えできることはありません」と話す。メルカリ社内の男性育休取得者は約500人中、のべ26人。9月末時点で対象者の9割が取得している状況だ。

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最終更新:10/5(木) 12:20
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