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三菱重工の航空機部品は好調、ビジネスジェットの中胴・中央翼を増産

2017/10/6(金) 8:13配信

ニュースイッチ

ボンバルディア向け、カナダに34億円投資

 三菱重工業は約34億円を投じ、カナダで航空機部品の生産体制を増強する。ミシサガ工場(オンタリオ州)に新規設備を導入し、同国のボンバルディア向けビジネスジェット機の中胴と中央翼の生産に乗り出す。生産能力の拡大で、新たに100人程度を雇用する計画。これに伴い、オンタリオ州政府から4億円規模の助成を受ける。新規設備は2021年の稼働を目指す。

 現地法人のMHIカナダ・エアロスペースが設備投資を実施する。ボンバルディアのビジネスジェット機「グローバル5000シリーズ」や「同6000シリーズ」などの中胴と中央翼の製造設備を整備する。

 両機体部品は現在、三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所(名航)で製造するが、これをMHIカナダに移管する。すでに名航から主翼の製造は移管済み。

 今回の措置でボンバルディアのビジネスジェット向けは、MHIカナダが一手に担うことになる。

 三菱重工はカナダやベトナムに、民間航空機事業の生産拠点を構える。ベトナムでは米ボーイング向け機体部品を主力とする。小型旅客機「737」向け主翼部品や大型機「777」向け乗降扉などを生産している。

 日本国内では「777」や中・大型機「787」など向け機体部品を生産するとともに、次世代大型機「777X」向け部品の量産準備を進めている。並行して一部部品の海外移管を加速。輸送コストの低減などで、競争力を高めてきた。

最終更新:2017/10/6(金) 8:13
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