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空港の地上支援スタッフ、どう育成? シミュレーター登場で訓練期間短縮のワケ

2017/10/6(金) 6:20配信

乗りものニュース

空港をよりスムーズに運営するために

 ANAグループにおいて、羽田空港の運営とハンドリング作業を受け持つANAエアポートサービスは2017年10月4日(火)、日本で初となるトーイング・トラクターとパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの訓練用シミュレーターを報道陣に公開しました。

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 航空会社では、空港に到着した飛行機が次に出発するまでの準備作業時間は迅速かつ正確に行う必要があり、機体の誘導や手荷物の運搬、乗客や乗員の乗降など「グランドハンドリング(空港地上支援業務)」を行うスタッフの育成と技術の向上は、定時運航を維持する上において重要となっています。

 その作業のなかでも、航空機を駐機場からトーイング・トラクターで押し出すプッシュバックと、到着した航空機の搭乗口にパッセンジャー・ボーディング・ブリッジ(PBB)の位置を合わせる訓練は、これまで航空機の運用がない深夜の時間帯に、実際の航空機や特殊機材を使用して訓練を実施していました。

 今回、ANAエアポートサービスが東急テクノシステムと共同開発し導入した訓練用の専用シミュレーターは、そうした訓練をより効率よく行うためのものです。これにより訓練期間の短縮と経費削減につながるといいます。

百聞は一見にしかず? 訓練期間激減のワケ

 トーイング・トラクターを使って航空機を誘導路に押し出す「プッシュバック訓練」は、通常であれば42日間、のべ3か月程度の訓練期間を要していましたが、シミュレーター導入によって24日間、のべ1か月ほどで訓練を終了することができるそうです。乗客が航空機から乗降するパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの操作訓練では、21日間、のべ2か月だった訓練期間が13日間で訓練終了となります。

 そしてさらなる導入のメリットとして、イレギュラー対応力の強化があります。従来の訓練においては実物の航空機や特殊機材を使用するため、そうしたイレギュラーなトラブル対応に関しては教官の体験などを聞く座学のみでしたが、シミュレーターでは「アクシデントモード」によって、実際に起こりうるアクシデントを再現することができ、それによって何度も訓練することが可能となっています。

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最終更新:2017/10/6(金) 7:57
乗りものニュース