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【インタビュー】行定勲監督、構想12年… 松本潤×有村架純で究極の恋愛映画『ナラタージュ』が完成!

10/6(金) 11:21配信

トレンドニュース(GYAO)

島本理生の恋愛小説を、松本潤×有村架純で映画化した『ナラタージュ』(10月7日公開)。メガホンをとったのは、原作と出会ったときから映画化を熱望し、構想12年の歳月を費やし実現させた行定勲監督だ。「このタイミングだからこそ実現できた、運命的な組み合わせ」と絶賛したキャストを含め、本作に対する熱い思いを名匠が語った。

【予告編映像】「ナラタージュ」>>

■松本潤、有村架純、坂口健太郎という理想的なキャスティング

――島本理生さんの原作を映画化する際「覚悟が必要」と語られていましたが、どんな覚悟を持って臨まれたのでしょうか?

行定: ラブストーリーは観た人が共感できることが重要で、時代に合わせてフィットするものを作るのが普通だと思うんです。今ならときめきを描く映画が支持されるんでしょうが、一方で、ときめきとは対極にある“息苦しくてそこから逸脱できない自分”を描くこともやらなくてはいけないと思ったんです。そういった部分の覚悟ですかね。

――構想から12年の歳月が流れたとお聞きしましたが。

行定: キャストが決まりませんでした。決定打がないというか、気持ちよくスパッと決まらない時間が長かった。映画にとって一番恐ろしいのは、しっくり来ないのにやらなくてはならず、無理やりやってしまうことなんです。長く時間は掛かりましたが、この映画では松本くん、有村さん、坂口くんという理想的なキャストがそろってくれた。僕の監督としての力量だけではどうにもならないことが、俳優たちの力で成し遂げられました。

――長らく難航していたキャスティングが、ようやく納得できるものになったということですか?

行定: 恋愛劇ってキャストが誰かでまったく違う作品になってしまうんです。とても慎重になりました。最初に松本くん、有村さん、坂口くんとそれぞれ会話をさせてもらったとき、映画に対する身構え方がみなさん的確だったので、「この3人で撮りたい」と確信しました。それでも、こちらが設定した高いハードルをしっかり乗り越えてくれるかは、演じてみるまでわからないので僕自身も苦しかったです。

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