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【ブラジル】ルーラ元大統領の逮捕支持 テメル大統領の告発継続も

10/6(金) 5:02配信

サンパウロ新聞

 調査会社ダッタ・フォーリャは9月27、28日両日、194都市で2772人を対象にアンケート調査を実施した。同調査の結果、ブラジル国民は、ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シルバ前大統領(PT=労働者党)の逮捕と、現職のミシェル・テメル大統領(PMDB=ブラジル民主運動党)に対する連邦検事総長による告発の継続を支持していることが明かになった。2日付フォーリャ紙が報じた。

 回答者の54%は、ラバ・ジャット作戦により明かになった事実が、ルーラ元大統領の逮捕を正当化するのに十分な証拠だと評価している。

 一方、40%は2003年から10年まで政権を握っていた同元大統領を逮捕する理由がないと主張している。無回答は5%。

 テメル大統領の場合、意見の相違はかなり大きい。89%の回答者は、犯罪組織と司法妨害により、テメル大統領に対する司法手続きを議会が承認することに賛成している。

 最高裁判所により議会の決定が受け入れられた場合、テメル大統領は最高6カ月間にわたり停職になるため、国政が滞ると7%が起訴に反対している。

◆ルーラ元大統領

 ルーラ元大統領は、OAS建設会社から賄賂としてグアルジャー市(SP)のマンションを譲り受けた、セルジオ・モーロ判事により9年6カ月の有罪判決を宣告されている。

 連邦最高裁判所(STF)は、ルーラ元大統領の逮捕は、ポルト・アレグレ市の第4地区連邦地方裁判所第二審で、判決が確定した場合にのみできるとしている。

 ルーラ元大統領の逮捕に対する支持率は、回答者の教育水準が高くなる(大卒者の69%、そして中卒の37%)につれ、また世帯収入に応じて(最富裕層の76%、そして最貧民層42%)高くなっている。また、PTの支持率が最も高い東北伯地方(34%)よりも、南伯地方(61%)や東南伯地方(65%)で高くなっている。

 しかし、捜査の末にルーラ元大統領は逮捕されないだろうという見方が、大半を占めている(全体の66%)。

◆テメル大統領

 テメル大統領は、少なくとも5億8700万レアルの賄賂を受け取り、自党の汚職計略をリードした容疑で訴えられている。

 さらに、パラナ州で逮捕されたエドゥアルド・クーニャ元下院議員(PMDB―RJ)が証言を行わないようにする目的で資金を提供した可能性も指摘されている。

 同大統領に対する告発を刑事訴訟に発展させるためには、議会の3分の2の承認が必要となる。

 8月に下院議会は、収賄容疑で告発されたテメル大統領に対する初起訴を否決している。

サンパウロ新聞

最終更新:10/6(金) 5:02
サンパウロ新聞