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オンラインポルノの見すぎで「勃起障害」に悩む若者たち

2017/10/8(日) 17:00配信

BuzzFeed Japan

ドミニクが初めてオンラインポルノを見て自慰を経験したのは、12歳のときだった。

現在28歳で、オーストラリアのシドニー西部に住むドミニクはBuzzFeed Newsに対して、「2カ月前まで、1日最低2時間は(ポルノを)見ていました」と語る。

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「ハードコアポルノを数えきれないほど見てきました。普通の人の想像をはるかに超える、いかがわしい映像の数々を」

「レイプ系や幼児性愛以外は、もう何でも。それらを見ながら自慰にふけっていました」

ドミニクは20代前半のときに実際のセックスを初めて体験したが、それまでに彼がオンラインで視聴したポルノは、本人の推定では6000時間を超えるという。

「これは問題だと認識したのは、憧れの女の子とセックスするようになった時でした。とにかく、行為の最中にうまくできなかったんです」
性的興奮を掻き立てるのが難しかったし、早漏でもあったという。

「ひどい恥ずかしさと困惑に襲われた僕は、インターネットで情報収集しました。そして、同じような問題を抱えているほかの人たちに出会いました」と彼は語る。

ドミニクは、ほかの若者たちと掲示板サイト「Reddit」でつながりを持つようになり、ポルノを見ながらの自慰行為をやめようと「互いに励まし合った」という。

「2カ月ぐらい前から、ポルノを一切見ないようにしようと本気で努力しています」と彼は語る。

「ポルノ誘発性勃起障害(PIED:ポルノED)」と呼ばれるこの性機能障害は、ポルノの見すぎが原因で、性行為中に勃起できなくなる、あるいはそれを維持できなくなる状態のことだ。

オーストラリア、ビクトリア州在住の15~29歳を対象とした研究から、調査に参加した男性のおよそ70パーセントが13歳以下でポルノを初体験していることがわかった。また、若い男性の大半(84パーセント)と若い女性の一部(19パーセント)は週1回以上、ポルノを見ていることもわかった。

シドニーで関係性カウンセラー及びセックスセラピストとして活動するアリンダ・スモールはBuzzFeed Newsに対して、「11~17歳の人たちは、平均で週に2~4時間ポルノを見ています。17歳で初体験を迎えているとすると、彼らは初体験に挑む前に、ポルノの学士号を取得しているのです」と語る。

「ポルノ中毒に悩む若い男性たちと日々向き合っていますが、彼らは家からほとんど出ることができないんです。毎日5~6時間、ときにはスクリーンを2~3面同時に開きながら、ポルノを見ているからです」

「勃起障害(ED)に悩んでいると私に訴えてくる20代前半のクライアントが大勢いますが、その問題に関係しているのがポルノの鑑賞です」

ポルノは、おもに2通りの方法で、パートナーとの性行為中に男性の性機能を妨げるとスモールは言う。

「男性もしくは女性のパートナーと親密になることはできるかもしれませんが、いざ挿入という段になると、彼らのペニスは萎えてしまいます。その一因は彼らがポルノで、ペニスを大きく勃起させてその状態を長時間維持することへの非現実的な期待を見ているからです」

「男性の自尊心は、性的な意味においてとても壊れやすいものなのです」

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最終更新:2017/10/8(日) 17:00
BuzzFeed Japan

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