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【MLB地区シリーズ】“救世主”田中将大にNY紙絶賛の嵐「最高の結果」「監督のキャリア繋ぎとめた」

2017/10/9(月) 14:53配信

Full-Count

崖っぷちの登板で7回3安打零封、マー君に称賛の声「最高に勝負強い投手」

 崖っぷちのヤンキースを救った田中将大投手の力投をNYメディアが大絶賛した。8日(日本時間9日)、本拠地で行われたインディアンスとの地区シリーズ第3戦に先発し、7回無失点でヤンキースの1-0の勝利に貢献。自身、ポストシーズン(PS)初勝利を挙げた。エースとしての役割を果たした右腕に地元メディアから「タナカはヤンキースが最も必要としていたことをなし遂げた」など称賛の声が相次いだ。

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 渡米4年目の今季レギュラーシーズンで初めて防御率が4点台まで悪化するなど、安定感を欠く投球が目立っていた田中。しかし最終戦の9月29日ブルージェイズ戦で7回3安打無失点と好投した勢いで、ポストシーズン初登板でも強烈な輝きを放った。 

 負ければ終わりの背水の登板で今季18勝の相手先発右腕カラスコと緊迫した投手戦を演じ、7回まで3安打7奪三振1四球、無失点の力投。7回裏、バードの先制弾でようやく援護を受けると、1-0の状況で降板し、救援陣に後を託した。その後、ヤンキースはロバートソン、チャプマンとつないで完封リレー。ヤンキースは連敗スタートとなった地区シリーズで初勝利を挙げ、崖っぷちで踏みとどまった。

 試合後、地元メディアはこの日の主役の一人となった日本人右腕を大絶賛。米紙「ニューヨーク・ポスト」電子版は「マサヒロ・タナカは、ヤンキースが最も必要としていたことをなし遂げた」との見出しで速報。「タナカは4年に渡るヤンキースでのシーズンにおいて、最高の結果を記した」と賛辞を贈った。記事の中でジョー・ジラルディ監督も「(シーズン最後の登板で)15奪三振を記録したわけだが、今夜は強打の打線に対して最高のパフォーマンスであったし、無失点に押さえ込んでくれた。私がこれまで見てきたなかで、彼のベストパフォーマンスだろう」と称賛している。

大型契約に値する投球、田中は「監督のキャリアも繋ぎとめた」

 また地元紙「ニューヨーク・デイリー・ニューズ」電子版も「マサヒロ・タナカが7回無失点、グレッグ・バードのモンスターHRでヤンキースはインディアンスを破り、第4戦へ」との見出しでレポート。同紙はその後、「マサヒロ・タナカの素晴らしい好投は、彼のオプトアウト問題をより不確かなものにする」と続報を伝え、今オフ、契約破棄の権利を持つ右腕の価値がさらに高まったことを伝えた。

 記事では「選手紹介で監督がブーイングを浴びる中、タナカはインディアンスのスウィープを阻止する好投で、残りシーズンに望みをつなぎ、ジラルディのヤンキース監督としてのキャリアまでも繋ぎとめることになった」とし、右腕の好投がこの試合の前まで厳しい批判を浴びていた指揮官を救ったことに言及。「好不調の激しいシーズンでその大型契約に見合わないという捉えれ方もされていたタナカだが、今夜の彼は最高に勝負強い投手という日本での評判そのものであった」と、7年総額1億5500万ドル(約175億円)の契約に値する投球だったとした。

 ヤンキースの球団公式サイトも「ほえるタナカ、インディアンスを7回無失点に封じ込める」と称賛。試合後、田中は「こういうゲームに投げて勝つためにここに来たと思っているので。前回(2015年)、僕はプレーオフで、ワイルドカードゲームで投げた時は負けてしまいましたけど、今回こういう状況の中でこういうゲームに勝てたということが、こっちに来てから1番大きな勝利なんじゃないかなと思っています」と手応えを口にし、ジラルディ監督も「速球にキレがあった。スプリットは、ご覧の通り、非常に良かった」と手放しで褒め称えた。

 田中の好投から完封リレーで勝利したヤンキースはこれで1勝2敗。9日(同10日)の第4戦はセベリーノが先発する。この日の勝利で波に乗ることができるか。

Full-Count編集部

最終更新:2017/10/10(火) 9:06
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