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神鋼、環境アセス手続き延期 火力発電所計画

10/11(水) 20:33配信

神戸新聞NEXT

 神戸製鋼所の製品性能データ改ざん問題を受け、兵庫県は11日、神鋼が進める石炭火力発電所増設計画に関して16日に予定されていた環境影響評価審査会の部会を延期する、と発表した。神鋼側がまとめた環境影響評価準備書のデータ数値などの正確性を検証する必要があると判断した。

 神鋼は2014年、神戸製鉄所(神戸市灘区)に石炭火力発電所2基を増設する計画を発表。21~22年度の稼働を目指して環境アセスメント手続きが進んでおり、県や神戸市、芦屋市の審査会などが8月から準備書について審議している。

 県環境影響評価室は「神鋼の信頼性が大きく損なわれ、環境アセスにおける評価予測や調査データ、算定条件などを精査する必要が生じた」と説明。芦屋市民が意見を述べる20日の公聴会も延期する。環境省は「事業者の信頼性を巡って、環境アセスメントの手続きが延期されるのは極めて異例だ」としている。

 神鋼は神戸新聞社の取材に「(法令などに基づき)適切に調査や予測・評価を行っており、信頼性は確保されている。適切に環境アセスメントを進めさせていただきたい」と答えた。(小林伸哉)

最終更新:10/12(木) 13:49
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