ここから本文です

ダナ・キャラン、ハーベイ・ワインスタイン擁護で不買運動に発展

10/11(水) 14:25配信

AFP=時事

【AFP=時事】若手女優らに長年セクシャルハラスメントを繰り返していたとの報道をめぐり、自身が立ち上げた映画会社ワインスタイン・カンパニー(The Weinstein Company)から解雇された大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)。彼を擁護したとして10日、ファッションデザイナーのダナ・キャラン(Donna Karan)が手がける商品とその名がついた商品の不買運動が巻き起こり、世論を騒がせている。

■ワインスタインのせいじゃない

 ダナ・キャランは8日に、若手女優らは挑発するような恰好をし、ワインスタインを誘惑したのではないかとコメント。やり玉にあげられた後に謝罪を発表したが、激しい非難の声が止まることはなかった。「DKNY」の創立者であるダナ・キャランは、ロサンゼルス(Los Angeles)で開催されたシネファッション・フィルムアワード(CineFashion Film Awards)のレッドカーペットで、「ワインスタインは今、彼自身というよりも、象徴として見られている。彼の妻も知っていて、とても素晴らしい人たち。ワインスタインは素晴らしいことを成し遂げてきた」と話した。「ワインスタインのせいじゃないわ。世界中の女性の服装を見てごらんなさい。彼女たちがどのように自分たちを見せようとしているかを。その見た目で呼び寄せるものは何かって?それは面倒ごとよ」


■きれいなドレスを着た人間のクズ

 このコメントは人々の逆鱗に触れた。女優のローズ・マッゴーワン(Rose McGowan)もその内の一人だ。米紙ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)によると彼女は、ワインスタインが不適切な行為をしたとしたが、1997年に和解している。マッゴーワンは9日、「ツイッター(Twitter)」に「ダナ・キャラン、あなたはなんて嘆かわしい人なの。この問題を教唆し手助けするのは道徳上の罪よ。あなたはきれいなドレスを着た人間のクズよ」と投稿した。

 ダナはその後謝罪。レッドカーペットでの発言は文脈を無視して解釈されたもので、「私の気持ちや信念を表したものではない」とした。

「セクシャルハラスメントは許されることではないし、この事実は、相手が誰であったとしても、しっかりと取り組まなければいけない問題だ」と綴った。「私の発言で気分を害した人、被害にあったことのある方に、心から申し訳なく思っている」

■「ダナ・キャランはもう買わない」

 謝罪文を発表したが、それでもネット上では憤慨し、ダナ・キャランの名前がついた商品の不買運動を呼びかける声が上がった。女優のミア・ファロー(Mia Farrow)は、「ダナ・キャランはもう買わない」とコメント。

 しかしダナは、現在すでに「ダナ キャラン」や「DKNY」のマネージングに関わっていない。両ブランドは2001年に仏高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)」に、その後2016年アパレルメーカーのG-III(ジー・スリー)に売却された。2015年、自身が手掛けるラグジュアリーライフスタイルブランド「アーバン・ゼン(Urban Zen)」に注力するため、ダナはこれらのグループでの役割をすべて放棄している。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:10/13(金) 19:02
AFP=時事