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中部鋼鈑、レーザ切断用新鋼板を開発

10/11(水) 6:03配信

鉄鋼新聞

 中部鋼鈑(社長・重松久美男氏)は、レーザ切断加工に適した溶接構造用圧延鋼板「SM490A―LS」を開発、商品化した。今月から西日本で先行販売を開始する。板厚は9~22ミリ。既存のSS400のレーザ切断用鋼板に加え、建設用途などで主に利用するSM490Aにも拡大し、商品ラインアップを充実した。
 厚板のレーザ切断は、複雑で高品質な加工を自動で行えるなどの特徴から厚板溶断業で広く普及しているが、母材の板厚が厚くなると加工が難しくなり、安定的な切断ができにくいという課題もある。
 同社は、電炉厚板の長所を生かし、微量元素の活用と特殊圧延により、レーザ切断に適した表面性状とした一般構造用鋼板「SS400―LS」を早くから開発、商品化。同鋼板を使えば、レーザ切断による切断可能板厚が拡大し切断面もきれいになる。適正切断条件の範囲が拡大することで、加工の能率が向上しコストダウンにもつながる。今回、SM490A鋼種でも、同様の特性を持つレーザ切断用鋼板を開発、商品化したもの。
 重松社長は「SS400―LSは、お客様から高い評価をいただいているが、建設機械、建材、土木、橋梁向けの加工を行うお客様から、SM規格でもレーザ切断性に優れた製品を作ってほしいという要望は絶えず、技術部門が一丸となって開発に取り組み、商品化できた」としており、西日本地区で先行販売する理由についても「西日本という激戦区であえて先行販売し、成功すればロングセラー製品になるのではないか、との期待を込めたもの」としている。 
 商品の問い合わせは大阪営業所(06―6446―1176)まで。

最終更新:10/11(水) 6:03
鉄鋼新聞