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衆院選の余波で… 投票日の催し、変更や中止相次ぐ

10/11(水) 21:40配信

TOKYO MX

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 今回の衆議院選挙は9月末に急きょ実施が決まりました。投票日の10月22日が秋のイベントシーズンと重なることもあり、投票所となる場所では予定されていた行事が中止となるなどの影響が出ています。

 東京・板橋区は毎年、およそ45万人が訪れる区民まつりを当初、10月21日と22日の2日間、行う予定でした。しかし衆院選が決まり、10月22日はメイン会場を投票所として使うため、祭りは21日の1日だけにして、22日は中止と決めました。

 踊りやパレード、出店など、多くの区民が準備してきた区民祭りの短縮に、街の人からは「楽しみにしていたので残念」「練習などいろいろあると思うので、急に中止になってがっかりしている人もいるのでは」「子どもも楽しみにしていたので、残念だと言っていた」といった声も聞かれました。

 区の担当課では職員がパンフレットを作り変えたり、ポスターに中止のシールを貼ったりといった対応に追われています。さまざまな団体が1年がかりで準備するため、他の日への延期は調整がつかなかったということで、担当者は「区民まつりは出展者の思いがあり、出演者が1年間の練習をしてきた発表の場。どうしても(別の日だと)安全面でさまざまな協力が取れないと分かり、中止の決断をするのがつらかったし大変だった」(板橋区くらしと観光課・織原真理子課長)と話しています。

 また、子どもたちが参加する武者行列も、中止になりました。武者行列は、戦国時代にこの地にあった赤塚城の存在をアピールしようと、11年前から行われています。地域の人たちが特殊な紙で手作りしたよろいかぶとが着られるとして、ことしも子どもたちが楽しみにしていたといいます。

 主催する団体・いたばし武者行列保存会の別府明雄会長は「毎年、行列に来ている子どもたちは楽しんでやっている。親御さんやおじいさん、おばあさんがもっと喜んでいる」とした上で「(中止となったのは)選挙なので仕方ない。ただ、子どもたちのことを考えると、今回だけという子もいるからかわいそう」と話しています。

 区民から残念だという声が挙がる中、区の担当者は「(21日の)内容を充実させていく」と話し、中止への理解を求めています。区民まつりで中止となった武者行列は、11月11日と12日に区内で開かれる農業祭りで披露されるということです。

22日のイベント中止や延期、他にも

 今回の衆院選の投票日は、東京都内の各地での催しの予定と重なりました。投票所となる場所で予定されていたイベントが開けない事態が各地で起きています。

 練馬区では地区ごとの祭りのうち、2つの地区で中止となり、2つの地区で延期することを決めています。また、江戸川区では総合体育祭のバスケットボールの大会について延期を検討し、開催場所を探しているということです。さらに、港区では中学校で予定されていた防災訓練が11月に延期されます。

 衆院選の投票の環境を整えるために、多くの人たちに影響が出て、さまざまな人たちが対応に追われています。

最終更新:10/11(水) 21:40
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