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セブンとイオン、中間で最高益 ユニー・ファミマは「サンクス」転換で費用かさむ

10/13(金) 7:15配信

SankeiBiz

 流通大手3社の2017年8月中間連結決算が12日、出そろった。セブン&アイ・ホールディングス(HD)とイオンの2社は、本業のもうけを示す営業利益が過去最高。不採算店舗の閉鎖などで総合スーパー(GMS)の収益が改善されたほか、コンビニエンスストアや金融事業などが利益を押し上げた。足元は消費者の節約志向が根強く、ネット通販が台頭しており、各社の収益を圧迫しかねない。

 12日に決算発表したセブン&アイHDは、主力のコンビニで8月まで既存店売上高が61カ月連続プラスと好調だった。百貨店やGMSは不採算店舗の閉鎖効果もあり採算が改善された。

 イオンは最終損益が42億円の黒字(前年同期は53億円の赤字)に転換した。GMS事業は104億円の赤字だが、コスト削減で損益は100億円改善。さらに好調なドラッグストアや金融、不動産事業が利益を稼ぎ出した。

 一方、ユニー・ファミマHDは、コンビニの「サークルK」と「サンクス」ブランドを「ファミリーマート」に順次転換する統合費用が膨らみ、営業減益だった。それでも不採算店舗の閉鎖といったGMSのコスト削減が進むなど、営業利益は当初予想を89億円上回った。

 18年2月期の業績予想は、イオンが営業利益を2000億円(従来予想は1950億円)に、ユニー・ファミマHDは最終利益を310億円(同240億円)に、それぞれ上方修正した。

 ただ、8月に値下げしたイオンがさらに価格引き下げを検討するなど、競争環境は厳しさを増している。各社は不振のGMSなどで、さらなる構造改革に迫られそうだ。

最終更新:10/13(金) 7:15
SankeiBiz

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