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神鋼データ改竄 やまぬ連鎖、経営見直しも クルマ軽量化戦略に暗雲

10/13(金) 7:15配信

SankeiBiz

 神戸製鋼所の成長戦略が大きく揺らいでいる。同社は経営多角化を進め、成長の柱と位置づけるアルミなど鉄鋼以外の事業も熱心に育成してきたが、性能データ改竄(かいざん)問題が幅広い製品に広がり、事業活動への影響は広範囲に及びかねない。変化に強く、安定しやすい多角経営の強みは失われつつある。

 神戸製鋼は鉄鋼や銅を含むアルミ、建設機械、電力など、7事業を展開する。アルミ・銅事業の経常利益は、直近の2017年3月期で120億円。電力と並ぶ稼ぎ頭だ。

 環境規制強化やエコカー普及で自動車の軽量化ニーズが高まり、鉄より軽いアルミの需要は増えている。20年度までの5カ年中期経営計画では、自動車を含む輸送機器の軽量化で1000億円規模の投資を想定。確定済みの約680億円は全てアルミ関連だ。そのアルミで受注を失えば打撃は大きい。

 「(アルミに集中投資する)戦略に影響は及ぼさないと考えているが、顧客の検証結果や意見にも左右される。影響がないとは言い切れない」

 12日に経済産業省を訪れた川崎博也会長兼社長はそう危惧した。

 しかも不正が鉄粉や子会社でも発覚し、品質や契約に対する意識がグループ全体で低いことが露呈。問題を起こしていない事業も含め、全社的に信用低下が避けられない見通しだ。経営陣が多すぎる事業を目配りできていないとの指摘もあり、今後は経営体制を含む戦略の抜本的な見直しを求められそうだ。(井田通人)

最終更新:10/13(金) 7:15
SankeiBiz

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