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神鋼データ改竄 GMやフォードも影響調査 「メード・イン・ジャパン」信頼揺らぐ

10/13(金) 7:15配信

SankeiBiz

 神戸製鋼所がアルミ製品の性能データを改竄(かいざん)していた問題で、JR西日本が12日、新幹線に使われた一部の部品が日本工業規格(JIS)の水準を下回る強度だったとして、部品交換の費用負担を求める意向を明らかにした。神戸製鋼は安全性の検証を急ぐが、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターも影響調査を始めるなど、事態はメード・イン・ジャパンの信頼が揺らぎかねない段階まで発展している。

 「契約の当事者として遺憾。誤差を許容する検査がどうして組織で許されたのか、調査ではっきりしてほしい」。JR西の来島達夫社長は12日の会見で、神戸製鋼のずさんな検査実態を厳しく批判した。

 神戸製鋼は新幹線車両メーカーの日本車輌製造や日立製作所に、新幹線の車軸をスムーズに回転させるアルミ製部品などを納入していたが、このうちJR西が発注した7編成の部品計148個で、強度がJISの水準を下回っていた。

 来島社長は「1年程度で実施される定期検査で正常な部品に交換する」とした上で、「ルールに基づき、応分負担をいただくのが筋」と、車両メーカーに交換費用を求める意向を明らかにした。神戸製鋼へは「車両メーカー2社との契約があると思う」とし、間接的に費用が請求されるとの見通しを示した。

 品質の高さで定評のあった日本製部品のデータ改竄を受け、海外メーカーも影響を懸念する。

 米航空機大手ボーイングの中型機787の中央翼などを生産しているSUBARU(スバル)が、神戸製鋼のアルミ製品を航空機などに使っていたことが判明している。ボーイングは「現段階で安全に懸念は出ていない」とした上で、実態把握を進めていると明らかにした。

 また米自動車産業でも報道などを受け、GMやフォードが調査に乗り出したとロイター通信が伝えた。

最終更新:10/13(金) 7:15
SankeiBiz

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