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静岡3区で大物火花 首相と連合会長が磐田入り

10/12(木) 8:12配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 衆院選(22日投開票)公示翌日の11日、自民、希望、無所属の候補者が三つどもえで争う静岡3区を、安倍晋三首相と連合の神津里季生会長が相次ぎ訪れ、一気に決戦ムードが高まった。3区では選挙戦前に希望の党の公認を巡る混乱があり、“大物”来訪の華々しさとは裏腹に、陣営周辺からは「展開がめまぐるしい」と戸惑う声も聞こえてくる。

 「厳しい選挙。地元のために頑張っている政治家を国会に」。11日昼すぎ、磐田市内のショッピングセンター駐車場で、安倍首相は自民前職の宮沢博行候補と並んで壇上で演説。宮沢候補と手をつないで両手を掲げ、与党支援を呼び掛けた。詰め掛けた聴衆とハイタッチを交わす一幕もあり、陣営幹部は「安倍さんはやはり人気がある。大成功だ」と胸をなで下ろした。

 一方で、「首相を見に来ただけ」(磐田市内の50代男性)と冷めた声もある。こうした反応に、宮沢候補は「今まで以上に気合いを入れて戦う」と表情を引き締める。別の陣営幹部からは「序盤としては上々だが、先は長い。息切れしそう」と本音が漏れた。

 連合の神津会長は同日夜、無所属で出馬する民進前職小山展弘候補の応援で磐田市を訪れた。決起集会で、希望の党の公認に漏れた小山候補を「全国で最も勝ち上がってほしい候補の一人。全力で当選させる」と激励し、集まった労組関係者らに強く団結を求めた。

 公認漏れとなる前に、既に小山候補の推薦を決めていた連合静岡にとって、「神津会長が来た意味は大きい」と地元労組幹部。比例復活がない今回はまさに背水の陣。陣営幹部は「無党派層、保守層にも食い込まねば勝利はない」と労組票からの積み上げを課題に据える。

 元職で希望の党公認の鈴木望候補の元には公示日の10日、細野豪志元環境相が応援に駆け付け、掛川市で街頭演説した。鈴木候補は選挙カーに細野氏の大きな写真を張るなど、連携を強調。陣営関係者は「他候補の動きに一喜一憂しない。選挙戦はこれから」と対抗策を探る。

静岡新聞社

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