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元少年側、責任能力争う=予備校生殺害で初公判―福岡地裁

10/12(木) 11:47配信

時事通信

 福岡市で昨年2月、予備校生の北川ひかるさん=当時(19)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた当時19歳の元少年(21)の裁判員裁判の初公判が12日、福岡地裁(平塚浩司裁判長)であった。

 元少年は罪状認否で「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。弁護側は「精神疾患の影響があり、心神喪失か心神耗弱状態だった」と主張し、刑事責任能力を争う姿勢を示した。

 検察側は冒頭陳述で、同じ予備校に通っていた元少年が2015年6月ごろ北川さんに交際を断られ、うわさが校内に広がったことから、北川さんが言いふらしたと思い込んだと指摘。受験勉強に集中できないのは北川さんのせいと考えて殺意を抱き、待ち伏せした計画的犯行と主張した。

 弁護側は、元少年が15年夏ごろ統合失調症を発症したと指摘。「周りからばかにされているという幻聴に苦しむようになった。被害者が言いふらしていると妄想し殺意を抱いた」として、無罪か減刑を求めた。

 福岡地検は約4カ月間、元少年の鑑定留置を実施。精神鑑定の結果、完全責任能力を問えると判断した。

 起訴状によると、元少年は昨年2月27日、福岡市西区の路上で、帰宅途中の北川さんの顔や頭をナイフやおので刺したり殴ったりして殺害したとされる。 

最終更新:10/12(木) 11:49
時事通信

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