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<日野自動車>多品種生産、効率化 古河工場を公開

10/12(木) 20:18配信

毎日新聞

 日野自動車は12日、中大型トラックを生産する「古河工場」(茨城県古河市)を報道各社に公開した。設備が老朽化し手狭になった「日野工場」(東京都日野市)から9月に生産を全面移管した。効率よく多品種を生産できる最新設備を武器に、販売台数の増加や車種の拡大に対応する。

 古河工場は2012年5月、海外工場で組み立てる「ノックダウン生産」用部品の供給拠点として稼働開始。その後、車軸の生産や車両組み立ても行うようになり、今年1月からはキャブ(運転席)の生産も担う一大拠点となっていた。日野工場からの移管分を含めた生産能力は年4万5000台。総投資額は720億円だ。

 日野工場では中型、大型などの車型ごとに3本あったラインを1本に集約。あらかじめ組み立てたモジュール(複合部品)を組み合わせることで工程を効率化した。多様な車型に対応でき、作業に必要な時間やスペースを3割減らした。ロボットも多用し、部品を支えたり運んだりするのに必要だった台座や人手も削減。工場全体の生産性を日野工場より2割高めたという。

 日野自動車の世界販売台数は好調な海外販売がけん引し、2017年度には10年前の2倍近い18万3000台を計画する。古河工場で記者団の取材に応じた小梶博副社長は「販売台数や顧客ニーズは拡大、多様化の一途。今後も生産効率の向上を図りたい」と述べ、現場レベルでさらなる改善に努める考えを示した。【和田憲二】

最終更新:10/12(木) 20:40
毎日新聞