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【侍U24】稲葉監督、現場の声で巨人・田口をエースに

10/13(金) 6:06配信

スポーツ報知

 侍ジャパン・稲葉篤紀監督(45)の初采配となる「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(11月16~19日・東京D)のメンバーが12日、都内で発表された。指揮官は投の柱として巨人・田口麗斗投手(22)を指名。「今後、投手陣の中心になってもらいたい」と東京五輪へのエースとして期待を寄せた。メンバーは24歳以下または入団3年目以内の選手で構成。オーバーエージ枠3人を含めた25人の若き侍を選出した。

【写真】キャッチボールをする田口

 日本野球の未来を担う若き侍の名を、稲葉監督は意欲に満ちた声で読み上げた。自らの初陣を託す25人の精鋭が決まった。「就任時から目標として掲げる東京五輪の金メダル実現のため、その時に中核となっていることが期待されるこのメンバーに経験と自信を植え付ける大きな意味を持つ大会です」。2020年に開催される東京五輪をはっきりと見据え、稲葉ジャパンが最初の一歩を踏み出した。

 24歳以下の若手に加え、オーバーエージ枠3人も成長著しいフレッシュな顔ぶれとなった。やはり、高い投手力を中心とした守りがベースになるが、その柱として期待をかけたのは田口だった。「(過去に)ジャパンにも入ったこともありますしね。今後、投手陣の中心になってもらいたいなという思いは持っています」。16年にはすでに侍ジャパンのトップチームの強化試合で招集された実績も持つ左腕を、東京五輪へのエースとして指名した。

 22歳にして巨人の左の柱として躍動。今季は2年連続2ケタ勝利となる13勝をマークするなど、実績は十分だ。球速は140キロ程度でも、切れのいいスライダーとチェンジアップを織り交ぜ打者を斬る。強気に内角を攻めるマウンド度胸も大きな武器だが、エースを託した決め手は“生きた証言”だった。「田口投手は正直言って見た目はそんなに(球の)勢いは見えないですが、非常に安定感がありますし、打者も打ちづらいと各球団の報告を受けました」。就任後、各球場を回って首脳陣、選手にヒアリングを重ねた。そんな“現場の声”が田口を推した。プロが選んだプロなら間違いはない。

 代表選考過程もコーチ陣と連絡を密にし、ことあるごとに意見を交わした。「例えばこの選手どうだ?とか、この選手どんな感じ?と全部共有しながらやりました」。横の連絡を徹底して、全員が自信を持って推薦できる選手に、日の丸を背負わせた。和を尊ぶ指揮官らしい手法だった。

 経験も重要な側面だが当然、勝利への意識も徹底して植え付ける。「我々は開催国として負けるわけにはいかない。このメンバーと強く結束をして優勝することで、アジアのライバルである台湾、韓国に日本の強さを示していきたい」。日本にはかなわないと、戦意を削(そ)ぐくらいの力を示す。3年後に開催される東京五輪への戦いが、もう始まる。(西村 茂展)

最終更新:10/13(金) 7:46
スポーツ報知

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