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ボウリングの「ラウンドワン」はなぜ元気なのか?

10/12(木) 17:20配信

投信1

この1年間で株価が2倍に

ラウンドワン <4680> の株価が好調です。2017年10月11日時点で同社の株価は過去1年間で112%上昇(この間の日経平均株価は+24%上昇)、過去2年間では173%上昇(同+14%上昇)と、いずれも日経平均のパフォーマンスを大幅に上回っています。

“ラウワン”ともよばれる同社は、ボウリング(2017年3月期の売上高構成比26%)、アミューズメント(同46%)、カラオケ(同10%)、時間制スポーツ施設・スポッチャ(同15%)などの複合アミューズメント事業を手掛ける東証1部企業です。

本社は大阪府堺市にありますが、北海道から沖縄まで全国で107店舗を運営しており、2017年3月期の総来場者数は4,828万人となっています。また、2011年からアメリカにも進出しており、現時点で15店舗が運営されています。

ボウリングは依然として国民的なスポーツ?

様々なアミューズメント事業を展開している同社ですが、1980年の創業当時からの主力はボウリング事業です。

では、ボウリングについて皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。日本におけるボウリング場の本格的な普及は1960年代からで、ピークの1972年には全国で約3,700か所に達しました。ただし、その後は減少傾向が続き、現在では約900か所にまで減っています。

そのため、昔の全盛期をご存じの方には、廃れてしまったスポーツというイメージがあるかもしれません。

とはいえ、総務省の『平成28年社会生活基本調査』によると、過去1年間で行ったスポーツのうち「ボウリング」の参加率は12.7%で、トップの「ウォーキング・軽い体操」(参加率41.3%)や2番目の「器具を使ったトレーニング」(同14.7%)に続く参加率が高いスポーツとなっています。

ちなみに、ジョギングは12.1%、水泳は11%、登山・ハイキングは10%、ゴルフ(練習場を含む)は7.9%です。このことから、ボウリングは「廃れている」どころか、むしろ数字上は、国民に比較的人気がある身近なスポーツということになります。

ただし、ボウリングの参加率を年齢別で見ると、以下に示すように“若者世代に偏っている”という点には注意が必要です。

20~24歳:33.6%、25~29歳:23.3%
30~34歳:16.1%、35~39歳:16.9%
40~44歳:15.5%、45~49歳:12.8%
50~54歳: 9.7%、 55~59歳: 7.2%

ちなみに、ゴルフの場合は以下のようになっています。

20~24歳:6.5%、25~29歳: 9.2%
30~34歳:9.1%、35~39歳: 8.3%
40~44歳:8.4%、45~49歳: 9.9%
50~54歳:10.9%、55~59歳:10.9%

このように、ボウリングとゴルフの年齢別の参加率を比較すると、いかにボウリングが20代の若者世代に偏っているかがわかります。年齢層の高い方が「ボウリングは国民的なスポーツというのは、どうも自分の実感とは異なる」と感じても無理はないかもしれません。

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最終更新:10/12(木) 17:20
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ラウンドワン4680
1794円、前日比-2円 - 12/12(火) 14:54