ここから本文です

【ABC特集】靴磨きにビッグチャンス! 障害者の自立へ 青年社長の挑戦

10/12(木) 14:30配信

朝日放送

 京都のある出張靴磨きサービスが人気急上昇中。革靴を見違えるほどに磨き上げるのは、障害のある若者たちです。人気の裏には「障害者本人が稼げる力を身につけることも大事」と、障害者支援に熱意を捧げる青年社長の姿がありました。

職人技!障害者の靴磨きサービス

「靴磨きのとき、手が痛くならないように頑張ります」
(藤井琢裕さん)

「ブラシを強くするようにします」
(水田奈那さん)

 京都市伏見区にある、靴磨き専門の会社「革靴をはいた猫」。ブラシを片手に熱心に靴を磨き上げるのは、藤井琢裕さん(26)と水田奈那さん(21)です。

 中度の知的障害がある2人は、1年半にわたって靴磨きを学んできました。その技は今や職人の域に達しています。

自立を阻む壁への疑問

 「障害者の人たちから仕事を教えてもらっているのに、時給が自分のほうが高いことに『なぜだろう?』ともやもやしていた」(「革靴をはいた猫」社長 魚見航大さん)

 「革靴をはいた猫」社長の魚見航大さん(23)は、大学2年生の頃、障害者が働くカフェで運営団体のメンバーとして関わった経験がきっかけで、疑問を持ち始めました。

 障害者の収入やモチベーションを上げるにはどうすればいいのか?魚見さんの結論は「手に職をつけること」。自ら靴磨き専門店で2年間修行を積み、身につけた技を障害のある藤井さんたちに伝えました。そして、みんなで働ける舞台を作ろうと、魚見さんは自分で会社を起こしたのです。

自信から成長へ

 「長い馬の(毛の)ブラシを持ちます。こう持ってホコリを取ります」(藤井琢裕さん)

 もともと人と話すのが不得意だった藤井さんも、靴磨きを通して自信が芽生え、今では他のスタッフに技術を指導できるまでに成長しました。

1足1,000円のお手頃靴磨き

 「革靴をはいた猫」の靴磨きは出張型。料金はどんな靴でも1足1,000円とお手頃です。この日は道具が詰まった大きな荷物を持って、京都市内の信用金庫へ出向きました。

「ベーシックはきれいな自然のツヤを出して、シャインはつま先まできれいにさせます」(水田奈那さん)

「じゃあ、シャインコースを」(お客さん)

1/2ページ

最終更新:10/12(木) 17:10
朝日放送