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工場IoT化に適した、名刺より小さいスイッチングハブ

10/12(木) 12:00配信

日刊工業新聞電子版

 OA研究所(神奈川県鎌倉市、矢田善春社長、0467・44・5566)は、名刺よりも小さなサイズを実現した小型ネットワーク接続装置を開発した。外形は幅67ミリ×奥行き51・6ミリ×高さ18ミリメートルで、医療機器やFA機器など各種機器のIoT(モノのインターネット)化を可能にする製品として提案する。月内に提供を開始し、2017年12月期内に1000台の導入を目指す。
 OA研究所が開発したネットワーク接続装置「スイッチングハブ」は、ネットワーク上で集線・中継を行う機器。ネットワークの規模の拡大や、通信量の軽減のために使用する。
 名刺よりも小さなサイズが特徴で、各種機器の組み込み用途を想定した製品だ。10台未満の小ロットでも5―10年の長期にわたって供給する。工作機械や制御盤、医療機器など各種メーカーを中心に拡販する。同社の矢田社長は「IoT活用の需要が高まる中、小型という差別化した製品で新たな顧客を開拓したい」と開発の狙いを語った。
 標準仕様は、通信規格「IEEE802・3 i」と「同u」「同ab」「同x」に対応する。データ転送速度は毎秒10メガビット(メガは100万)、100メガビット、1000メガビットの三つを用意した。使用周囲温度はマイナス10度Cからプラス60度C。電源供給は交流(AC)と直流(DC)に対応する。参考価格は1万5000円(消費税抜き)から。
 さらに通常の通信機能だけでなく、顧客企業独自の仕様を組み込んだカスタマイズでも提供する。例えば電力を供給できる通信技術「PoE」と「PoE+」の搭載や、防滴、振動、屋外向けの劣悪な環境への対応など。OA研究所は、富士ソフトのグループ会社。通信関連機器の製造・販売を行っている。