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日本スピンドル製造、高炉メーカー向けなどに集塵機用フィルタ開発

10/12(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 産業機械メーカーの日本スピンドル製造(本社・兵庫県尼崎市、社長・有藤博氏)はこのほど、目詰まり低減効果や省エネ化などにつながる集塵機用フィルタ「SPフィルタ」を開発、営業販売を始めた。
 同社は電炉向け集塵機で高いシェアを占める国内トップメーカー。2006年ごろには高炉メーカー向け集塵機の研究を始め、09年には高性能集塵機「エコパルサー」の営業販売を開始した。
 「エコパルサー」は、フィルタの長さを延長し、省エネ化、省スペース化、処理能力向上などを実現。これまでの同社製集塵機に比べ、総合能力が約3割向上した。14年には日本産業機械工業会から「第40回優秀環境装置経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞している。
 集塵機内には筒状のフィルタがあり、それにダストを捕集させることで、工場から排出するガスをろ過する。フィルタに捕集されたダストは、圧縮エアーによって払い落す。
 このフィルタの素材となる“ろ布“は、一般的には衣服と同じように糸が縦横に織り込まれているが、「SPフィルタ」はこれを斜めにすることで、振動によるフィルタの伸縮を大きくし、ダストをより落としやすくした。これにより、払落し効率が向上し、目詰まりしにくくなることに加え、省エネ化も実現した。また、繊維構造が斜めになっても耐久性は従来と変わらない。
 SPフィルタはすでにごみ焼却場で1件の採用実績がある。今後は、鉄鋼メーカー向けにもPRを進め、採用を目指していく。

最終更新:10/12(木) 6:02
鉄鋼新聞