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沖縄で炎上した米軍ヘリ、なぜ「墜落」と言えないのか? 防衛省の見解は

10/12(木) 16:30配信

BuzzFeed Japan

10月11日の夕方に起きた、沖縄県東村高江に米軍の大型ヘリコプターCH53が緊急着陸、炎上した事故。当初は「墜落」との言葉で報じられていたが、その後多くの報道が「ヘリ炎上」「米軍事故」「不時着」という表現に変わった。なぜ「墜落」とは言わないのだろうか。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

事故を起こしたのは、米海兵隊普天間基地の大型ヘリ「CH53」だ。

午後5時20分ごろ、訓練飛行中に機内で火災が起き、東村高江にある「北部訓練場」の近くの民間牧草地に緊急着陸した。乗員7人や民間人に被害はなかった。

この事故について、当初は多くの報道が「墜落か」としていた。新聞各紙は初報の段階で「墜落したようだ、と消防に通報があった」などと伝えている。

一方、NHKは当初から、防衛省関係者の話として「着陸後に出火した」と、米軍関係者の話として「不時着した」としている。

米国の報道はどうか。ニューヨークタイムズ紙(11日)はこのように「Crash」(墜落)という表現を見出しにとっている。

U.S. Helicopter Crashes on Okinawa, Adding to Safety Concerns(米ヘリが沖縄で墜落、安全上の懸念が拡大)

こうした表現は、ウォールストリート・ジャーナル紙も同様だ。

防衛省の認識は

機体が大破しているようにも見えることから、Twitter上などでは「不時着ではなく、墜落ではないか」との声も上がっている。

そもそも、墜落と不時着の違いはどこにあるのか。

広辞苑には、「墜落」は「高いところから落ちること」と、「不時着」は「航空機が、飛行中故障または燃料の欠乏などのため後続不能となり、予定しない時、予定しない地点に降りること」と記されている。

一方、防衛省は以前、BuzzFeed Newsが「墜落」と「不時着」の違いについて問うた際、「機体のコントロールを失った状況で着陸または着水する状況が墜落」であり、「パイロットの意思で着陸または着水した場合は、不時着」になるという認識を示していている。

今回の事故への認識はどうなのか。

取材に応じた担当者は、「現時点では緊急着陸したという風に承知している」と回答した。

その根拠がどこにあるのか、回答があり次第追記する。

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最終更新:10/12(木) 16:53
BuzzFeed Japan