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「当時の文化だった」ハリウッドの大物プロデューサー、20年以上にわたる性的暴行

10/12(木) 19:23配信

BuzzFeed Japan

現在、ハリウッド界で長年沈黙を強いられてきた性的暴行問題が、徐々に明らかになってきている。

ハリウッドの有名プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏が20年以上にわたってセクシャルハラスメントや性的暴行をし、示談に応じていたことに関して、ニューヨーク・タイムズの記事をきっかけに次々と被害証言が出てきている。【BuzzFeed Japan / 山光瑛美】

映画業界での活躍を志す女性たちにワインスタイン氏が性的暴行を加えていたことが、“公然の秘密“ーー世間では“セレブゴシップ“のネターーとして扱われてきた。

20年以上もの沈黙を破り、ハリウッド帝国の大御所の圧力に対抗して発せられた証言とは。

「恐怖で身動きが取れなかった」

映画界で多大なる影響力を持っていたワインスタイン氏。

1979年に映画会社「ミラマックス」を弟と共同設立、2005年にはワインスタイン・カンパニーを立ち上げ、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『パルプ・フィクション』『恋におちたシェイクスピア』『シカゴ』など大ヒット映画を手がけてきた。

300以上の作品がアカデミー賞でノミネートされ、実力もあるワインスタイン氏だが、脅しや脅迫を駆使した交渉スタイルでビジネスを成功させていたことでも知られている。

アンジェリーナ・ジョリーやグウィネス・パルトロウを含む映画業界で働いてきた20人以上もの女性が被害証言をし、ワインスタイン氏がセクシャルハラスメントやレイプを強制していたことが発覚している。

しかし、公言するなと命じられていたケースもあることから、実際被害に遭った人数はさらに多いのではないかと予測されている。

ニューヨーク・タイムズの記事では、ワインスタイン氏が女性たちをホテルの部屋に呼び込んでセクシャルハラスメントをしたという証言が紹介されている。

女優グウィネス・パルトロウが被害に遭ったのは22歳の時だった。

『エマ』の主役に抜擢されたパルトロウは、撮影が始まる前にワインスタイン氏に仕事のミーティングだとホテルのスイートに呼び出された。

ワインスタイン氏はパルトロウに触れたり、ベッドルームでマッサージを要求したりした。パルトロウは女優からスターになれるチャンスを失うのが怖かったという。

「まだ子どもで。契約を結んでいたし、恐怖で身動きが取れなかった」

断ったパルトロウは、当時の交際相手だったブラッド・ピットに打ち明けた。激怒したピットは、彼女を二度と触らないよう、ワインスタイン氏に注意した。

これを受けて、ワインスタイン氏はパルトロウに怒鳴り、誰にも言わないよう警告した。

のちにワインスタイン氏がプロデューサーを務めた『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー主演女優賞を受賞した時も、ワインスタイン氏の接近について知っている人は少なかったという。

アンジェリーナ・ジョリーも、ワインスタイン氏との「悪い経験」についてメールで証言している。

「若い頃、ハーヴェイ・ワインスタインと悪い経験があったこともあり、結果として二度と一緒に仕事をしないことを決めた。彼と仕事をする周りの人たちに警告もしていた」

「彼がとった行動は、すべての国のどの業界にいる女性に対しても許されないことだ」と非難している。

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最終更新:10/12(木) 19:25
BuzzFeed Japan