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「心神喪失の状態だった」元少年被告が無罪を主張 予備校女子生徒殺害事件の初公判 福岡地裁

10/12(木) 13:03配信

西日本新聞

 2016年2月、福岡市西区の路上で同じ予備校に通う女子生徒=当時(19)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われた元少年の被告(21)の裁判員裁判初公判が12日、福岡地裁(平塚浩司裁判長)であった。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた上で、弁護側は「犯行当時、心神喪失の状態だった」として無罪を主張した。責任能力の有無や程度が争点で、検察側は起訴前の精神鑑定を踏まえ「完全責任能力があった」としている。

 検察側は冒頭陳述で、被告は15年6月ごろ、女子生徒に交際を断られ、予備校内で告白したとのうわさが広まったことに対して「女子生徒が言いふらしたと思い込み、もてあそばれたといらだちを募らせた」と説明。「勉強に集中できないのは女子生徒のせいと考え、殺したいと思うようになった」と主張した。その上で、同年8月と16年1月にナイフ2本と小型のおのを購入し、事件の5日前にも女子生徒を襲撃しようとしていることから、計画性があったとした。

 弁護側は「被告は15年夏ごろから統合失調症を発症し、周囲からばかにされたり、ののしられたりする幻聴に苦しむようになった」と指摘。「女子生徒が被告を苦しめるために言いふらしていると妄想し、殺意を抱いた」と述べた。一方で「当初は理性で抑えていたが、精神疾患の影響で殺害に至ってしまった」と主張した。

=2017/10/12 西日本新聞=

西日本新聞社

最終更新:10/12(木) 14:38
西日本新聞

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