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平和の鐘の音響く 弘前・普門院の梵鐘 戦時供出から75年ぶり復活

10/12(木) 11:04配信

Web東奥

 来年5月の本堂創建300周年に合わせ、梵鐘(ぼんしょう)の復元に取り組んできた青森県弘前市の曹洞宗観音山普門院(白澤雪俊住職)の境内に11日、念願の鐘が取り付けられた=写真。

 梵鐘は直径約73センチ、高さ約136センチ、重さ約460キロ。戦時供出で失われてから、75年ぶりの復活。今年3月、国内の梵鐘づくりの約7割を手掛ける富山県高岡市の老舗工場に製作を依頼、完成した鐘が10日に到着した。

 檀家(だんか)らが見守る中、白澤住職が鐘楼堂につり下げた鐘を試し打ちすると、重々しく透き通った「ゴォーン」という音色が響き渡った。白澤住職は「供出した鐘は先代住職が托鉢(たくはつ)して集めた浄財で建立したもの。鐘の余韻が心にしみます」と感無量の様子で話していた。

東奥日報社

最終更新:10/12(木) 12:54
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