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妊婦への早産予防薬投与、子にぜんそくリスク - 成育研の研究結果

10/12(木) 16:00配信

医療介護CBニュース

 早産予防薬として広く使用される子宮収縮抑制剤「塩酸リトドリン」を妊婦に投与すると、その子どもが5歳になった時にぜんそくを発症するリスクが高まるとの研究結果を国立成育医療研究センター(成育研)が発表した。研究では、投与日数が20日以上の場合の有症率は、19日以下の場合よりも高いとする結果も示された。成育研は「長期間にわたる使用には注意が必要」としている。【松村秀士】

 成育研アレルギー科の大矢幸弘医長や同産科の小川浩平医師らの研究グループは、2003―05年に受診した妊婦を登録し、継続的な調査を実施。同剤を投与されたことがある女性94人と、投与されたことがない女性1064人を比較した。

 その結果、同剤を投与されたことがある女性の子どもの5歳でのぜんそくの有症率は13.8%だったのに対し、投与されなかった女性の子どもの有症率は9.2%だった。また、投与されたことがある94人のうち、投与日数が20日以上の場合、その子どもの有症率は17.4%で、19日以下の場合は10.3%だった。

 成育研は、「塩酸リトドリンの長期使用に関して、使用による早産予防効果と児への影響などのリスクの双方を鑑みて決定することが重要」としている。

CBnews