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被災から3週間、依然90%で停電 死者や不明者増加 プエルトリコ

10/12(木) 13:12配信

CNN.co.jp

(CNN) 米自治領プエルトリコがハリケーン「マリア」に直撃されてからほぼ3週間。今も島全体の89%で停電が続き、11日までに確認された死者は45人、行方不明者は少なくとも113人に上っている。

マリアは9月20日にプエルトリコを直撃した。復旧には時間がかかり、今も島内のほぼ全域で電力や水道などの供給が断たれた状態が続く。

米国土安全保障省の広報は11日、デューク長官代行が12日に再びプエルトリコを訪問すると明らかにした。

島内の病院では医薬品や燃料が底を尽きかけ、死者がさらに増える可能性もある。

住民は動物の死骸に汚染された川の水を飲んでいるといい、首都サンフアンの市長によれば、11日までに少なくとも2人が、動物の糞尿(ふんにょう)から感染するレプトスピラ症のために死亡した。

プエルトリコ政府の開設したウェブサイトによれば、11日現在、島全体の89%で停電が続き、47%は電話も通じない。島内にある313の銀行支店のうち、43%は営業を停止しているという。

国土安全保障省の担当官は、復興状況について「進展はしている」としながらも、「もっとできることがある」と説明する。現地では軍や民間が支援に当たり、遠隔地にはヘリコプターを派遣して、トラックで給水や医療などのサービスを提供。病院や学校には発電機を設置しているという。

西部沿岸の山間部に住む女性は、発電機で冷蔵庫に電力を供給して持病の薬を保存しているものの、ディーゼル燃料の供給が不足していると語った。

土砂崩れが繰り返されれば自分たちの集落が一層孤立してしまう不安もあるといい、「自分の身体のことを考えて必死になってここから脱出しようとしているけれど、お金もないし、ほかに家もない」と肩を落とした。

少なくとも5人が行方不明になっている北部沿岸の町では、氷や燃料を求めて住人が何時間も行列に並ぶ。住民によると、開店6時間前の午前1時から並ぶ人もいるといい、氷は20%も値上げされた。寝たきりの家族のために氷をもう1袋買おうとしたが、断られたと話す女性もいる。

この3週間の間、住民は島内の至る所で、食料から現金まであらゆる必需品を手に入れるために行列を強いられてきた。住民の男性は、車で30分かけて銀行へ行き、5時間並んだのに、銀行のコンピューターが故障したと訴えている。

最終更新:10/12(木) 13:12
CNN.co.jp

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