ここから本文です

“上司のパワハラで自殺” 27歳娘を亡くした両親が提訴 「非常勤でも労災認定を」 福岡県

10/13(金) 18:00配信

TNCテレビ西日本

テレビ西日本

「非常勤職員だからとの理由で労災の認定請求が認められないのは不当だ」---娘を自殺で亡くした遺族が北九州市を相手取り訴えを起こした裁判で、司法はどのようは判断を下すのでしょうか。

【原告・森下真由美さん】
「悔しいです、娘を返して欲しいです」

今年8月、提訴後の会見で涙ながらにこう語った森下真由美さん。

訴えによりますと娘の佳奈さんは北九州市の非常勤職員として戸畑区役所で働いていましたがうつ病を発症し2013年に退職。その2年後に自ら命を絶ちました。

両親は上司のパワハラなどがうつ病の原因だとして、労災による遺族補償を市に求めました。

これに対し市はパワハラを認めず、非常勤職員の労災認定についても条例は本人や家族の請求を認めていないとの理由で門前払いしたと、両親は主張しています。

常勤と非常勤を隔てる壁。労働問題に詳しい村上さとこ市議はその実態をこう話します。

【村上さとこ北九州市議】
「東京の方では公務災害(労災)のハードルが非正規職員に関しては高いので、独自にハードルを下げて非正規職員でも対応している。北九州でもそうすべき」

福岡地裁で13日に開かれた第1回口頭弁論で、原告の両親は遺族補償を含めおよそ1400万円の支払いを求めました。

一方の市側は請求の棄却を求め争う姿勢を見せました。

働き方をめぐっては大手広告会社「電通」の新入社員、高橋まつりさんが長時間の違法残業の末自殺し、10月、法人としての電通が有罪判決を受けるなど社会的な関心が高まっています。

「この裁判が制度を見つめ直すきっかけになってほしい」と願う両親。

司法の判断が注目されます。

テレビ西日本

最終更新:10/14(土) 9:03
TNCテレビ西日本

Yahoo!ニュースからのお知らせ