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こぼれないマグカップ 大洗・桧山製作所

10/13(金) 12:00配信

茨城新聞クロスアイ

シリコンゴム成型加工の桧山製作所(大洗町五反田、檜山一郎社長)が開発した、倒れても中身がこぼれないマグカップ「あんしんマグ」が好評だ。倒れた衝撃で、飲み口のあるふたのストッパー機能が働き、中身の流出を防ぐ。2月に幼児のコップ飲み練習用に販売を始めて以来、これまでに約1万個を売り上げた。介護用などにも需要が見込めることから、年間5万個を目標に、販売先の開拓に力を入れていく。

あんしんマグは「普通に飲めるのに、倒してもこぼれない」がコンセプトで、同社が2012年に立ち上げた育児用品ブランド「メイプルウエア」シリーズの一つ。小田裕久企画・開発部長は「一定の傾きで止まるラムネ瓶の機能に開発のヒントを得た」と話す。

取っ手付きのコップに、6ミリの飲み口が付いたふた、ひょうたん形のストッパーが付く。コップを倒したり、45度以上傾けたりすると、ひょうたん玉が動いて飲み口の穴をふさぐ仕組み。簡単に組み立て分解ができ、手入れも容易だ。

小田部長は「6ミリの穴と45度の角度にしたことで、適度な流量を確保し、中身がほとんど残らないなど細部にまでこだわった」と強調。逆さまにしても、振り回してもこぼれないことから「お母さんが子どもに一人で飲ませることができる。子育てにも役立つ商品」とアピールする。

商品はふたが緑と紫の2種類で、価格は1個千円(税別)。ネット通販が中心だが、ベビー用品店バースデイや東急ハンズでも店頭販売している。

介護向けの引き合いもあり、色やパッケージなどを変更して販売する計画。小田部長は「他社にはない機能を持たせた商品。年間5万個を目標に店舗販売の営業にも力を入れていきたい」としている。 (松崎亘)

茨城新聞社