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評論家が苦言 石川遼は米ツアー苦戦で「ゴルフが後退」

10/13(金) 12:08配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【日本オープン 初日】

「生きるか死ぬかの一打を見せる」も口先だけだったのか。米ツアーのシード権を失い、年内は国内ツアーに専念する石川遼(26)だ。

 初日は8番でOBを打つなど2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り2オーバー61位。同組の小平智(28)は8バーディー、2ボギーの64で回り首位に並び、1オーバー44位だったアマチュアの比嘉一貴(22)にもかなわなかった。

「悔しいラウンドになってしまった。トーナメントリーダー(小平)と一緒にラウンドして、いい攻め、悪い攻めが見えた。後半に立て直そうとしたけど間に合わなかった」(石川)

 大会前には優勝スコアを8アンダーだと予想し、「自分は10アンダーまでいきたい」と威勢のいいコメントを出していた。好プレーを期待して、わざわざ会場に足を運んだギャラリーは裏切られたと感じた向きも少なくなかったはずだ。

 しかも、ホールアウト後の会見では、「8番のOBは全くコントロールできていない。ドローしている球であれば、それがフェアウエーの真ん中に出るのか、左に出るのか、右に出るのかの調整なんで」と、そもそも狙った所に飛ばせる技術さえなかったのだ。それでよく優勝スコアを予想できたものだ。

 評論家の早瀬利之氏が、「米ツアーに行ってゴルフが下手になったんじゃないかなと思う」と指摘する。

「石川が賞金王になった2009年の日本シリーズで、プレーを見た陳清波さんが“バーディーを取るためのルートが決まっているのに、がむしゃらにボールを飛ばしているだけで、コースマネジメントがなっていない”と嘆いていました。その時からちっとも成長していないのがわかる。畑岡奈紗は米ツアーで苦戦して、帰ってくれば日本女子オープン連覇と成長の証しを見せた。ところが石川のゴルフには進歩がなく、飛ばすことに全神経を使って後退しているようだ。練習ラウンドの映像を見たが、フィニッシュを取っていなかった。それは方向性が安定しない、自信のないスイングだからでしょう」

 タフなステージで5年間もプレーしていながら、何の収穫もなく日本に舞い戻って来ただけなのだ。米ツアーに行ってゴルフが下手になった、といわれても仕方がないだろう。