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広島・谷本清平和賞に「原爆の図丸木美術館」

10/13(金) 7:55配信

産経新聞

 公益財団法人「ヒロシマ・ピース・センター」(広島市佐伯区、鶴衛(まもる)理事長)は12日、平和に多大な貢献をした個人・団体をたたえる今年の「谷本清平和賞」に、悲惨な原爆の様子を描いた絵の保存や展示を通じ、核兵器廃絶と恒久平和を訴え続けている「原爆の図丸木美術館」(埼玉県東松山市)を選んだと発表した。

 原爆の図丸木美術館は昭和42年に開館。原爆投下直後の広島に入り、人間と都市の破壊の惨状を約30年にわたって共同作品「原爆の図」全15部などで描いた画家の丸木位里、俊夫妻の作品を中心に所蔵している。

 これまでに企画展や巡回展、平和教育などのほか、若い芸術家の育成にも尽力してきた。毎年8月6日の「原爆の日」には平和を訴える集いを開催し、被爆70年の平成27年夏には米国ワシントン、ニューヨークなどで原爆の図の展覧会を開いた。

 受賞について、美術館の小寺隆幸代表理事は「丸木夫妻の遺志を受け継ぎ、芸術を通して平和を考える取り組みを地道に進めてきた。これからも芸術を通して人びとの想像力に訴え、いのちの視点から核を問い続けていきます」とコメントした。

最終更新:10/13(金) 7:55
産経新聞