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神鋼不安、世界に拡散 GM・ボーイングも調査 JR西社長「費用負担が筋」

10/13(金) 7:55配信

産経新聞

 神戸製鋼所がアルミ製品の性能データを改竄(かいざん)していた問題で、JR西日本は12日、新幹線に使われた一部の部品が日本工業規格(JIS)の水準を下回る強度だったとして、部品交換の費用負担を求める意向を明らかにした。神戸製鋼は安全性の検証を急ぐが、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターも調査を始めるなど、事態は海外にも波紋が広がる展開となっている。

 「契約の当事者として遺憾。誤差を許容する検査がどうして組織で許されたのか、調査ではっきりしてほしい」。JR西の来島達夫社長は12日の会見で、ずさんな検査を厳しく批判した。

 神戸製鋼は新幹線車両メーカーの日本車両製造や日立製作所に、新幹線の車軸をスムーズに回転させるアルミ製部品などを納入。このうちJR西が発注した部品148個で、強度がJISの水準を下回っていた。

 来島社長は「1年程度で実施される定期検査で正常な部品に交換する」とした上で、「ルールに基づき、応分負担をいただくのが筋」と述べ、車両メーカーに費用負担を要請した。神戸製鋼については「車両メーカーとの契約があると思う」とし、間接的に神戸製鋼に費用が請求されるとの見通しを示した。

 JR九州も12日、筑豊線の車両で問題のアルミが使われていたと明かした。

 品質の高さで定評のあった日本製部品のデータ改竄を受け、海外メーカーも対応に追われ始めている。

 機体の一部で問題のアルミ部品が使われた可能性がある米航空機大手のボーイングは「現段階で安全に懸念は出ていない」とした上で、実態把握を進めていると明かした。またロイター通信によると、GMは改竄問題の報道を受けて「潜在的な影響を調査中だ」と表明。フォードも同様の調査に乗り出しているという。

最終更新:10/13(金) 7:55
産経新聞