ここから本文です

<衆院選>民進系、再結集狙う 希望失速、政権との対立軸に

10/13(金) 21:53配信

毎日新聞

 希望の党への合流をめぐって分裂した民進党出身の前職らが衆院選後に再結集を狙う動きが加速している。希望の党が自民党との関係を含めて政権構想を明確に示せず伸び悩んでいるため、自公政権と対決する野党を再建する狙いがある。

 民進党に党籍を残したまま無所属で立候補している岡田克也元代表は13日夜、三重県いなべ市内での演説会で「民進党は分かれたが私はあきらめていない。選挙後、もう一度野党をまとめる必要が出てくる。無所属が軸になって大きな塊にする責任がある」と訴えた。

 岡田氏は無所属で出馬した民進前職のネットワークを結成し、民進党出身の希望、立憲民主、無所属の候補の選挙区に応援に入っている。岡田氏と同じく無所属で出馬し、ネットワークに賛同している野田佳彦前首相も希望も含め、候補の政党を区別せず応援を続けている。

 希望への合流を拒否した岡田氏や野田氏が希望候補の応援に入るのは、希望に参加した前職も含めて「民進系」を軸に選挙後に連携し、野党を再編できるとみているためだ。希望ではない、政権との対立軸を作る必要があると考えている。

 選挙区事情などから希望に参加したという前職も多く、復帰の可能性はある。希望が失速していることもあり、希望に参加した前職は「民進党から出たほうが100倍良かった」と漏らす。

 民進党の小川敏夫参院議員会長は党存続を求めている。岡田氏らは、選挙後に両院議員総会を開き、参院側の賛同を得て党を存続させ、再結集の受け皿とすることもにらむ。

 希望の小池百合子代表(東京都知事)は民進党出身前職をひきはがそうとする再結集に不快感を示している。13日には記者団に「あちら様のことだ。それならずっと民進党でいる選択肢もあった」と語った。一方で、都内での街頭演説では野田氏について「日本新党で一緒にスタートした。日本の政治を大きく動かした立役者」と褒めちぎった。

 前首相という理由で排除した野田氏を持ち上げたのは、排除への批判を懸念したと同時に、岡田、野田両氏らが再結集の核になることを警戒しているためとみられる。

 再結集にはハードルもある。それぞれが新たな看板で戦いながら、選挙後に「元のさや」に戻れば批判は免れない。立憲の枝野幸男代表は連携には前向きだが、民進党への復帰は否定している。【真野敏幸、松本宣良】

最終更新:10/13(金) 22:57
毎日新聞