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93歳現役漁師を紹介 三重・鈴鹿で「地域を輝かす人」展

10/13(金) 11:00配信

伊勢新聞社

 【鈴鹿】漁師一筋72年、今も現役で漁業を楽しむ三重県鈴鹿市寺家の吉田庄吉さん(93)の日課の漁風景を、写真40点余で紹介する「地域を輝かす人」展が12日、同市江島本町の白子公民館で始まった。26日まで。

 吉田さんは大正13年、網元の長男として生まれ、白子小卒業後、漁業に従事した。15歳で軍隊に徴用され、18歳で徴兵、鹿児島で終戦を迎えた後、再び漁業に復帰し、現在は鈴鹿市漁協最年長の組合員。

 愛用のバイクで白子漁港に到着、幼なじみと2人で日の出とともに漁船を操って出漁し、仕掛けておいた定置網を引き揚げる。網に掛かったイワシをかごに入れたり、イワシに混じったアカエイを海に戻したりする様子。おこぼれを狙って集まったウミウやカモメの群れなど、漁に同行した同館の山口智子主事が撮影した作品が並ぶ。

 吉田さんは、妻と息子夫婦、孫の5人家族。水揚げした魚は近所の人たちに配って食べてもらうという。「家族はあまり喜ばないが、届けた人たちの『おいしかった』の声が一番うれしい。漁師は天職。健康に感謝しつつ、毎朝の漁をこれからも続けていきたい」と笑顔で語った。

伊勢新聞社

最終更新:10/13(金) 11:00
伊勢新聞社