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じわり広がる社内運動会 群馬県内企業 「意外と楽しい」年代超えて親睦

10/13(金) 6:01配信

上毛新聞

 社員同士のコミュニケーションの促進につながるとして、社内運動会を企画する動きが県内で広がっている。社員の働き方が多様化する中、部署や年代を超えて親睦を深められる運動会の役割が見直されているようだ。

◎旅行の代替に 一方で負担感じる人も

 ある平日の昼間、ホンダカーズ群馬(前橋市)の社員約170人が同市のALSOKぐんま総合スポーツセンターに集まった。1950年の会社設立以来、初めて開いた大運動会。社員は赤城、榛名、妙義、浅間の4チームに分かれ、若手からベテラン、役員まで一緒になって汗を流した。

 幹部が籠を背負って逃げ回るオリジナルの玉入れは大盛り上がり。真剣勝負の選抜リレーは応援を含めて白熱した。中堅の女性(32)は「最初は気が重かったけど、来てみたら楽しかった」と笑顔を見せ、新入社員の男性(20)は「先輩との距離が縮まるいい機会になった」と話した。

 社員のコミュニケーション促進と運動不足解消が狙い。同社健康推進委員会によると、開催後のアンケートでは「もっとやりたかった」「また来年も開催してほしい」との声があり、好評だった。

 群馬総合土地販売(高崎市)も今年初めて運動会を開催した。これまでは社内行事で社員旅行やボウリング大会を企画していたが、社員アンケートで運動会を推す声が多かったためだ。

 チームはあえて店舗や部署に関係なく編成した。担当者は「県内外に9店舗あり、普段話さない社員同士がコミュニケーションを取ることができた。今後も実施したい」と話す。

 産労総合研究所(東京)が2014年に実施した調査によると、社内運動会や社員旅行などの余暇・レク行事を実施している企業は8割に上る。

 運動会のプロデュースや運営支援をするJTB関東法人営業群馬支店の担当者は、運動会が増える背景には働き方の多様化があると指摘。育児や介護などさまざまな事情を抱える社員がいる中、泊まりがけの旅行などかつての社内イベントは難しい場合もあり、それに代わるものとして運動会が台頭してきたという。「運動会は個々の会社の課題の解決につなげやすい。費用対効果も高い」と分析している。

 一方、運動会を負担と感じる人がいるのも事実。太田市の女性会社員(24)は「休日にわざわざ会社の人と付き合いたくない。下の世代は気を使うだけ」と話していた。

最終更新:10/13(金) 6:01
上毛新聞

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