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五島市初のALT指導員ダニエル・コーヘンさん 地域活動も積極的な人気者「島と海外の懸け橋に」

10/13(金) 10:05配信

長崎新聞

 英語教育の充実化を図る長崎県五島市では、外国語指導助手(ALT)の手本となる市初の「ALT指導員」、米出身ダニエル・コーヘンさん(29)が活躍している。ALT6人の日本語上達や日本人教諭の英語力向上などが主な役目だが、時には自ら教壇に立ち、地域のイベントにも積極的に参加する人気者。「大好きな島と海外、英語との懸け橋になりたい」と笑顔で話す。

 米の大学院卒業後、他国の教育を見てみたいと外国青年招致事業(JETプログラム)で来島。日本語も五島も全く分からない状態で2011年からALTを務めた。「1年でアメリカに戻り小学校の先生になるつもりだった」が、島の人の温かみや魅力にどんどん引かれた。5年間の満期を迎え、昨年7月からALT指導員として活動する。

 勉強熱心で来島4年目に日本語能力試験1級を取得するなど、今では日本語もペラペラ。漢検2級合格へ挑戦中で、出勤時刻前から書き取りに励む勤勉な姿に市教委の同僚たちも大きな信頼を寄せている。

 同市では14年度から英語教育に力を入れる独自事業「プロジェクトG」を展開中。離島の地理的ハンディはあるが、インターネット電話で外国人と生徒が会話する授業を取り入れるなど「子どもも先生も少しずつだけど変わってきている」と効果を実感している。

 「ALTから『飲み会で1時間も日本語で話せた』『児童が3分間も英語だけでしゃべった』と聞くなど達成感を味うのが楽しい」と笑う。島の伝統文化への参加や移住者との交流なども活発で「これからも五島の良さをたくさん発信していきたい」と意気込む。

長崎新聞社

最終更新:10/13(金) 10:05
長崎新聞

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