ここから本文です

医療大麻で救われた8歳のガン患者 大麻は本物の“医薬品”になれるのか?

10/13(金) 13:10配信

AbemaTIMES

 アメリカでは、20以上の州で医療大麻が合法化された今も、子供の摂取に関しては賛否両論ある。ガンと闘う8歳のマケイラのもとを訪ねた。

「大麻で私がどんな気分になるか教えてあげる。疲れた感じがしてお休みしたくなる。それにすごくお腹がすく」

 2012年、マケイラの胸に大きな腫瘍が発見された。化学治療の効き目が見られないと、担当医に全身の放射性治療と骨髄移植を勧められた。しかし、マケイラの両親は実際はもっといい方法があると分かっていた。その日初めて大麻オイルを摂取させると、6日後には症状が改善した。

 医療大麻は20以上の州とワシントンD.C.では合法だ。しかし、子供に対しての使用に関しては議論が続いている。「てんかんや自閉症の特効薬となり、化学治療の副作用も抑えられる」という主張もある一方で、成長期の体には長期的な影響が懸念されるという意見もある。

 オレゴン州のペンドルトンに住む8歳のマイケラのもとを訪れた。彼女はガンの治療のために大麻成分のTHCを大量に摂取している。マイケラの家族は、大麻による治療効果でマイケラの腫瘍が小さくなると信じている。マケイラは毎日、9.45グラムの医療用大麻に相当する水パイプ約10回分を1日に2回摂取。マケイラの父ブランドンは「量が多すぎると非難する人が多く、ジョイントに比べて精神的な作用も強い」と話す。マケイラ本人は「飲むと力が湧いて、楽しくなる」という。

 子供への大麻投与の争点となるのは、量である。マケイラは精神作用など全ての面を考慮した上で、許容できる最大限のTHCを摂取している。医療用の大麻の種類は実に豊富で「カンナビノイドを多く摂取すればするほど治療効果も高く、化学療法で傷ついた神経を守ってくれる」と父ブランドンはいう。マケイラは医療用の大麻食品も好み、お菓子などに混ぜて摂取している。

 マケイラのTHCオイルはきちんとした製造元があるわけではなく、個人がガレージで手作りで製造している。大麻供給者のストーニー・ガール氏は「連邦政府を含め、大麻の子供への投与に反対しているけれど、影響をあれこれ心配するよりも、まず命を救うことが大切」と考えている。

 マケイラは大麻オイルだけではなく、従来の抗がん剤も同時に服用している。大麻を服用する前は、元気も食欲もなく痩せていたが、大麻を与えると「お腹がすいた」と笑い、元気になったそうだ。父ブランドンは「ガンはどうすることもできないが、放射線治療を行うか、大麻を使用するか選択することができる。しかし、だれもが同じように大麻による効果を得られるわけではない」とも語っている。

 マケイラ以外にも、医療用大麻を服用する子供は増えている。マケイラよりも年下の男の子、エイブルがそうだ。彼は腎芽種のステージ3で動き回ったりすることはもちろん、毎日ほぼ何もできずに寝転んでいるだけだった。医療用大麻を摂取したところ、普通の子供のように遊び回ることができるようになった。

1/2ページ

最終更新:10/13(金) 13:10
AbemaTIMES