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富山湾で新種のクリオネ発見/富山

10/13(金) 10:13配信

チューリップテレビ

 貝の一種・クリオネ。この愛らしいクリオネをめぐり富山で、世紀の発見がありました。
クリオネは、『流氷の天使』などと呼ばれて人気があります。
去年、オホーツク海で100年ぶりに新種が発見され、話題となりました。そして、今月、富山湾でまた別のクリオネの新種が見つかったのです。

 富山湾に生きる『天使』。いったいどんな姿をしているのでしょうか?

 富山大学の研究チームが富山湾の深さ約250メートルから1050メートルの5か所で「新種のクリオネ約100匹発見」と発表しました。
 今回発見されたクリオネは、一般的なクリオネが体長約3センチメートルに対し、約0.5ミリから3ミリメートルと小さく、形も全く異なります。
 富山湾で発見されたクリオネは、昨年オホーツク海で約100年ぶりに発見された新種のクリオネの、ずんぐりむっくりで内臓の赤い部分が大きい、という点が似ています。
 体に3つ生えている「遷毛帯」と呼ばれる小さな足で、直線的に泳ぐのも特徴です。
 今回富山湾で採取されたクリオネは、他のクリオネと同じように赤い内臓部分が見え、歯のかたちも似ていることからクリオネであると確認されました。
 ただ、今まで発見されていたクリオネと遺伝子情報が全く異なっていたため、新種と判断されたということです。
 
 今回発見されたクリオネは、塩分や酸素が均質な特徴をもつ日本海固有の水にのみ生息していたことから、日本海固有種の可能性があります。
 
 今後、水温の低い場所を好むクリオネがどこに生息するかで、地球温暖化の状況などを知る指標になると期待されます。

チューリップテレビ