ここから本文です

ドラマよりドラマチック!~『セブンルール』の女性フライトドクター・篠原希~

10/13(金) 19:21配信

トレンドニュース(GYAO)

ドクターヘリに乗るフライトドクターと言えば、この夏、平均視聴率14.8%を誇った『コード・ブルー』を思い出す。しかも女性ドクターと言えば、新垣結衣か戸田恵梨香が思い浮かぶはず。
ところが現実の女性フライトドクターは、その二人とはまた違う、笑顔がとってもかわいらしい方だった。

【無料配信】美人救急医のリアルな仕事と恋愛事情>>

宮崎大学医学部附属病院救命救急センター医師・篠原希(しのはらのぞみ・31歳)。
医師5年目の今、宮崎初のフライトドクター候補生として頑張っていた。そんな彼女の活動ぶりは、ドラマとは全くことなることばかりだった。

■ルール1 離陸の際に窓から手を振る

篠原医師が決めている7ルールの一番は、ドクターヘリが離陸する際にヘリの窓で手を振るという、一見するとたわいもない動作だった。ところがこれには、ドクターヘリの制度を前提にした大きな意味があった。

宮崎県のドクターヘリは時速250キロで飛び、30分以内に県内全域に医師を運ぶことができる。2012年4月に運用が始まり、2016年の実績としては406件出動した。これにより救われる命は実にたくさんあった。
ところが運航費用は年間約2億3000万円かかっている。
「(このシステムは)理解を得られるのが大変なんです。ヘリの離着陸には騒音も結構あってうるさい」
「地域の人の協力がないとヘリは運航しないので、みなさんと一緒にありますよって意味も重要なのです」
彼女のルール1には、こんな配慮と思いが込められている。

■ルール2 病気ではなく患者を診る

大学病院に搬送すると、複数の医師により治療が始まる。ところがドクターヘリに搭乗した救急医は、そのまま患者を診るのではなく、パソコンに向かってしまう。
「早く記録を書かないと、次の要請で飛んじゃうので、後はお任せする」というのである。これはドラマ『コード・ブルー』とは大きく異なるようだ。
搭乗の頻度もドラマのように頻繁ではない。宮崎では全員で15人ほど医師がいて、輪番制で搭乗するので月に3~4回程度で済むという。持続可能性を考慮しているのか、現実はドラマチックではない。

彼女の医療チームは、5~6人の医師からなる。各専門の見地で複数のチェックがされるそうだ。
そのチームの中で、彼女はもっぱら患者に言葉をかけて回る役を果たしている。
「患者さんの個人情報は覚えるように心がけています。犬を飼っているとか、食べ物は何が好きとか。人ありき、次に病気という順番にしている。自分が病気をしてからですかね」

1/3ページ