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矛盾だらけの衆院選 有識者が斬る

10/13(金) 21:10配信

TOKYO FM+

毎週月~木曜日にお届けしているTOKYO FMのニュースプログラム「TIME LINE」。10月1日(日)は、特別番組「TOKYO FM TIME LINEサンデースペシャル 選挙とミサイルと9条と~」をオンエア。共同通信の論説委員の柿崎明二さんに、北朝鮮問題と憲法改正の観点から衆議院議員選挙について伺いました。

安倍総理は9月25日(月)に行われた会見で、少子高齢化や北朝鮮情勢を国難と位置づけ、今回の衆議院議員総選挙を「国難突破解散」と表現。緊急事態だからこそ選挙をするというロジックですが、柿崎さんは「自民党が憲法改正で創設を検討している緊急事態条項と矛盾する」と指摘します。
緊急事態条項の議論では、戦時や大規模災害などの際、一時的に国会議員の任期を延長することを認める案が示されていました。「緊急事態は選挙をしないという話だったのが、ひっくり返っていませんか。選挙をやらなければと考え方が近視眼的になりすぎているんじゃないかと思います」と柿崎さん。

また、憲法改正について、自民党や公明党、日本維新の会、希望の党ら改憲勢力が、改正発議に必要な3分の2以上の議席を獲得する可能性が高いと柿崎さんは言います。
一方で、反安倍路線を打ち出している希望の党が、憲法改正においては自民党と協力しあう可能性があることに、柿崎さんは「(反自民派の)受け皿だったはずが、同じ皿になってしまう可能性があります。これまた(話が)ひっくり返っちゃっています」と矛盾を指摘しました。

さらに柿崎さんは、安全保障について持論を展開。2015年に可決した安保法制によって集団的自衛権の行使が認められた件について「仮に北朝鮮がアメリカに向けて撃ったミサイルを日本が撃ち落とせば、北朝鮮にとって日本も敵です。集団的自衛権の行使にもかかわらず、北朝鮮から狙われ個別的自衛権が生じてしまう」とのこと。

憲法を改正するのであれば、戦時状態への突入や軍事的な脅威にさらされるリスクを覚悟すべきと強く戒めました。

最終更新:10/13(金) 21:10
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