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大統領府「セウォル号当日の日誌を改ざん…朴槿恵初報告時点を30分遅らせる」

10/13(金) 7:34配信

ハンギョレ新聞

セウォル号発生以後、国家危機管理指針も不法変更 イム・ジョンソク秘書室長「最も悲惨な国政壟断の標本」 大統領府、真相究明のため捜査機関に捜査依頼

 朴槿恵(パク・クネ)政府時代の大統領府が、2014年4月16日のセウォル号惨事当日に朴前大統領に最初に状況を報告した時点を30分遅らせて発表するなど、関連事実を改ざんしていた情況があらわれた。また、セウォル号惨事に対する「大統領府責任論」を回避するために「大統領府安保室長が国家危機状況にコントロールタワーの役割を遂行する」という内容を国家危機管理指針として不法に削除・変更していた事実も明らかになった。これは、大統領府が国家危機管理センターのキャビネットから発見された前政権の文書と安保室共有フォルダのファイル内容を確認したもので、大統領府は真相究明のために捜査機関に捜査を依頼することにした。朴槿恵前大統領の拘束延長問題に及ぼす政治的波紋とキム・グァンジン前大統領府国家安保室長ら関連者に対する捜査の有無に関心が集まっている。

 大統領府のイム・ジョンソク秘書室長は12日、春秋館ブリーフィングルームで、朴槿恵政府の大統領府安保室の共有フォルダにあったファイルを根拠に「危機管理センターは(朴前大統領に)最初の報告書を午前9時30分に報告したとなっているが、6カ月後の10月23日に作成された修正報告書には最初の報告時点が午前10時となっている」と明らかにした。朴槿恵政府時代の大統領府は「朴前大統領は午前10時に事故の内容について最初の報告を受け、10時15分に事故収拾に関連して初めての指示をした」と発表し続けてきた。イム室長は「大統領に(実際に)報告した時点を30分遅らせていた。(これは事故報告時点と)大統領が(収拾関連)指示を与えた時間の間隔を狭めようとしたとしか考えられない」と述べた。大統領が午前9時30分に報告を受けていながら、何と45分間も“無対応”だったという事実を隠そうとしたという指摘だ。

 イム室長はまた「セウォル号事故当時の国家危機管理指針には『大統領府国家安保室長が国家危機状況ではコントロールタワーの役割を遂行する』となっていたが、2014年7月末にキム・グァンジン当時国家安保室長の指示で『安保分野は国家安保室が、災害分野は安全行政部が管理する』と(指針が)不法に変更された」と明らかにした。訓令似にあたる指針を改正するためには、法制処の審議手続き、および大統領の裁可を経なければならないが、キム室長が修正した指針はそれらすべての手続きを省略して、2014年7月31日に全部署に通知され、事後にも改正の手続きはなされていなかった。イム室長は「2014年6~7月、キム・ギチュン当時大統領秘書室長が国会に出席し『大統領府は災害時のコントロールタワーではなく安全行政部』と発言していることから見て、組織的な改ざん工作がなされたと見られる」と説明した。

イ・ジョンエ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:10/13(金) 21:05
ハンギョレ新聞

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