ここから本文です

【NBA2017-18シーズンプレビュー】激動のオフを経て、“スター軍団”ウォリアーズ連覇の可能性は?

10/13(金) 7:00配信

バスケットボールキング

現地時間10月17日、いよいよNBA2017-18シーズンが開幕する。ジャージがナイキ製に一新された今シーズンは、楽天が新たにスポンサーになったゴールデンステート・ウォリアーズの連覇なるかに注目が集まる。加えて、クリス・ポールがヒューストン・ロケッツと、カーメロ・アンソニーとポール・ジョージがオクラホマシティ・サンダーと契約、さらにカイリー・アービングとアイザイア・トーマスのトレードなど、ビッグネームの移籍が目立ったオフだった。それだけにどのようなシーズンになるかは予想が難しいところ。注目チームの動向を確認して、来るべく開幕に備えよう。

 NBAの2017-18シーズンが開幕する。今オフはスター選手の動きが目立ち、選手の顔ぶれが大きく変わったチームが目立つ。特に西カンファレンスは、競争の激しいシーズンを展開していきそうだ。

 その中にあって、なおも“不動の王者”として存在するのが連覇を狙うウォリアーズ。今月初めにNBA.comから発表されたGM(ゼネラルマネージャー)調査でも、93パーセントが今季の王者にウォリアーズを選んだ。ケビン・デュラントを獲得して開幕前から優勝候補の筆頭に挙げられていた昨季でさえ、同トップ票を得たものの69パーセントだったのだから、昨季とほぼ同じ布陣で戦う今季、どれだけ高く評価されているかが伺える。

 他チームが自らに追いつき、追い越そうとしていることについて、スティーブ・カーヘッドコーチは「それがチームのモチベーションになっている」と言う。ファイナルに3年連続進出して2度優勝した過去3年よりもっと強いチームになることで、他チームからの挑戦を受け入れるつもりだ。

 そのウォリアーズに続くのは、ロケッツ、またはサンダーか。昨季マイク・ダントーニHCの下、成功を成し遂げたロケッツは、この夏リーグ屈指のポイントガードでリーダーシップのあるクリス・ポールを獲得した。ロケッツにとって、ジェームズ・ハーデンが絶頂期にいる間に優勝を目指すのであれば、ポールのように攻守に活躍でき、チームメートから信頼され、勝利の精神をもたらすことのできるベテランは必要不可欠だった。確固たるリーダーを得て、「取られたら取り返す」攻撃を展開する。

 リーグトップ級のスコアラーが3人そろったサンダー。昨季はシーズンMVPに輝いたラッセル・ウェストブルックのワンマンチームだった。しかし今季はポール・ジョージとカーメロ・アンソニーが加入。3人合わせた昨季の1試合平均は77.7得点だ。3人が、どのようにボールを分け合い、役割を担い、ケミストリーを築いていけるかの疑問はあるが、一旦噛み合えばその威力は凄まじく、昨季デュラントが故障で抜けてもウォリアーズがビクともしなかったように、誰かが故障しようとも勢いを失うことはないだろう。

 シーズンを重ねるごとに主力の平均年齢が上がっていくサンアントニオ・スパーズも、カワイ・レナードが健康にプレーさえできれば侮ることのできない存在だ。経験豊かなチームの新戦力は、やはり経験のあるルディ・ゲイ。その一方で若手ホープとして期待が懸かるのが、2年目のデジャンテ・マレー。トニー・パーカーの故障により、今季は大役を任される。

 台風の目になりそうなのが、ミネソタ・ティンバーウルブズ。ジミー・バトラー、ジェフ・ティーグ、タージ・ギブソン、ジャマール・クロフォードというベテラン選手を獲得した。これにより、カール=アンソニー・タウンズ、アンドリュー・ウィギンズにかかるプレッシャーは大きく軽減され、それが二人を成長させるきっかけとなるかもしれない。

 西カンファレンスはその他、ニコラ・ヨキッチ、エマニュエル・ムディエイ、ゲイリー・ハリスという“若手三羽烏に”ポール・ミルサップが加わったデンバー・ナゲッツ、アンソニー・デイビスとデマーカス・カズンズのツインタワーで臨むニューオーリンズ・ペリカンズ、デイミアン・リラード、CJ・マッカラムを軸に手強いポートランド・トレイルブレイザーズなど途切れなく続く。

 一方、東カンファレンスはクリーブランド・キャバリアーズとボストン・セルティックスの一騎打ちとなりそうだ。

 レブロン・ジェームズという確固たるリーダーが引率するキャバリアーズは、アイザイア・トーマスの故障に不安が残るものの、デリック・ローズ、ホゼ・カルデロンがおり、ドウェイン・ウェイドが加入して、シューティングガードはウェイドとJR・スミス、イマン・シャンパートという贅沢な顔ぶれ。また今季からケビン・ラブがセンターとなり、トリスタン・トンプソンが控えに回る予定で、層の厚さを思わせるばかりだ。

 昨季東カンファレンス決勝でキャブスの前に涙を呑んだセルティックス。しかし、昨季から残っているのはリーグで最少の4人と大改革に出た。そのメインがカイリー・アービングとゴードン・ヘイワードで、この二人とアル・ホーフォードによる強力な“ビッグ3”ができあがった。また若手の飛躍も期待できそうだ。

 これらのチームに続くのが、ジョン・ウォールとブラッドリー・ビールのワシントン・ウィザーズ。かつては若きデュオと言われた二人も中堅の域に入り、経験も積んでいる。上を狙うことは、決して不可能ではないはずだ。それと同じことを言えるのがトロント・ラプターズ。デマー・デローザン、カイル・ロウリーを中心に今季も東のトップを目指す。

 厄介な存在になりそうなのが、昨季意外ながんばりを見せ自信を得ているマイアミ・ヒートと、次なるスーパースターとして期待が懸かるヤニス・アデトクンボ率いるバックス。精神的な強さを持つゴラン・ドラギッチとゴール下を支配できるハッサン・ホワイトサイドの存在はヒートの可能性をさらに高くし、アデトクンボの無限の潜在能力が楽しみなバックスは、勢いに乗るとそのまま突っ走るかもしれない。

文=山脇明子

BASKETBALL KING

Yahoo!ニュースからのお知らせ