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覚醒剤依存の抑制分子解明 富山大グループが世界初

10/13(金) 0:13配信

北日本新聞

 富山大大学院医学薬学研究部(薬学)薬物治療学研究室の研究グループは12日、覚醒剤依存を抑える分子の働きを世界で初めて解明したと発表した。薬物依存の治療薬開発につながる可能性がある。

 研究は、薬物治療学研究室の傅さん(博士後期課程3年、中国出身)が中心となり、新田淳美教授、宮本嘉明准教授と共に5年かけて取り組んだ。

 マウスを用いた実験で、TMEM168という分子が覚醒剤への嗜好(しこう)性を弱めることが分かった。薬物依存は脳の神経伝達物質ドーパミンの増加によって引き起こされ、TMEM168は別の分子オステオポンチンと結び付くことでドーパミン量を抑える。

 成果は12日、英学術誌「サイエンティフィック・リポート」の電子版に掲載された。

 日本では覚醒剤依存の再犯率は約60%で、社会問題となっている。新田教授は「薬物依存も精神疾患の一つと捉え、治療を施そうという流れがある。たばこやアルコール依存と同様に、薬で治療できるようになれば」と話す。

北日本新聞社

最終更新:10/13(金) 0:13
北日本新聞