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高波に強い!就航率向上! 島民待望の大型高速船、石垣─波照間航路で運航開始

10/13(金) 5:00配信

沖縄タイムス

 【波照間島=竹富】八重山の海上航路を担う安栄観光(森田安高代表)は8日、冬場を中心に悪天候で欠航が多い石垣―波照間の区間で、沖縄県内最大級の大型高速船「ぱいじま2」の運航を始めた。島民が長年待ち望んだ大型船。船の大型化によって、70%ほどだった就航率が80%程度に向上する見込み。同日の試乗会には親子連れら約150人が乗船し、石垣港から名蔵湾沖を巡る約1時間の周遊を楽しみ、利便性の向上に期待を寄せた。

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 同船は全長約40メートル、幅約11メートルの双胴船で、総トン数は284トン。旅客定員は210人で、従来の小型高速船(定員90人)に比べて2倍以上となった。総重量も従来の約15倍で揺れにも強い。船内には別料金の2階特別席とデッキも備えている。

 波照間までの所要時間は約80分。約60分だった従来船より少し遅くなるが、高波に強く、悪天候による欠航を減らせるのが強みだ。これまで特に冬場には就航率が40~50%となるなど、島民の暮らしや経済などに影響していた。当面は従来船と併用運航する。

 この日の試乗会には、石垣市民や行政関係者らも初乗船した。風速10数メートルで波もやや高かったが、参加者からは船の安定性や快適な乗り心地に高評価が相次いだ。

 子どもを連れて参加した市石垣の慶田盛睦さん(36)、雅さん(37)夫妻は「普段乗る船に比べて揺れも少ないし、乗り心地もとても良い」「ゆったり、どっしり感で子どもたちにも安心」などと満足げ。

 波照間島に住む親盛美智子さん(54)は「買い物などで月に数回は石垣島に渡るが、観光客が多くて乗れないこともあった。その点、大型船は安心。少し遅いのが心配なので、ダイヤの励行や増便などをお願いしたい」と話した。(太田茂通信員)

最終更新:10/13(金) 5:00
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