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中学校でホタルの幼虫飼育 田辺市龍神村

10/13(金) 17:01配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市龍神村安井の龍神中学校(山崎学校長)が、ホタルの幼虫の飼育に取り組んでいる。龍神村でホタルを増やす活動に取り組んでいる「龍神お宿の会」(切林英治会長)の呼び掛けで始めた。12日は、全校生徒80人を対象にしたホタルの講演会があった。

 龍神村を流れる日高川やその支流では、かつてあちらこちらでホタルが乱舞していたが、2011年の紀伊半島大水害で壊滅状態になった。ホタルの里を復活させようと龍神お宿の会が、約3年前から人工池や自宅の水槽などでホタルの幼虫の飼育に取り組んでいる。

 龍神中の評議員を務める切林会長(57)が、子どもたちにホタルや地域の自然環境をもっと知ってもらいたいと、同校に幼虫の飼育を持ち掛けた。

 山崎校長(59)が以前勤めていた統合前の旧龍神中学校(龍神村湯ノ又)で、生徒らとホタルの飼育に取り組んでいたこともあり、地域の人や歴史を学ぶ現龍神中の「龍人学」の一環として、幼虫を育てることに協力することにしたという。

 生徒は未経験なため、当面は山崎校長が主に飼育を担当。現在、校長室前の廊下の窓際に置いた二つの容器に、同会から譲り受けた幼虫約100匹を入れ、もう一つの容器に餌のカワニナを飼っている。

 軌道に乗れば飼育を生徒にバトンタッチし、育てた幼虫は学校近くの谷に放すという。卵から育てることも検討している。

最終更新:10/13(金) 17:01
紀伊民報