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工芸の粋、トロフィーに 金沢マラソン前に披露

2017/10/13(金) 1:25配信

北國新聞社

 29日開催の第3回金沢マラソンで、男女別の総合1~3位に贈呈するトロフィーが12日、金沢市役所で披露された。男子は加賀藩祖前田利家愛用の「鯰尾(なまずお)兜(かぶと)」、女子は冬の風物詩「雪づり」が題材となっており、金沢の工芸の粋や歴史をアピールする。4種類の応援グッズも完成し、市民が沿道から大会を盛り上げる。

 トロフィーは過去2大会同様、金沢卯辰山工芸工房の専門員が手掛けた。男子用は染工房専門員安達大悟さん(32)が3Dプリンターで制作した。青やピンクに染色し、兜に映り込む空をイメージし、台座は金沢城の城壁を表現している。

 女子用はガラス工房専門員上前功夫さん(32)が担当した。雪づりをかたどったガラスの中に雪に見立てた気泡を配置し、夜の冬景色を思わせる作品に仕上げた。

 27、28日に金沢駅もてなしドーム地下広場で展示される。山野之義市長は「金沢の工芸の底力が表れた情緒あふれる作品だ」と評価した。第1回では漆や金箔(きんぱく)を用いて金沢駅の鼓門(つづみもん)を、第2回では九谷五彩や蒔絵(まきえ)の技法で梅鉢紋や雪づりをそれぞれモチーフにしたトロフィーが作られた。

 応援グッズは4種類あり、今大会で加わったメッセージボードは、裏面にコースとランナーの通過時間が掲載された。5千枚を用意した。

 紙製メガホンは8万個、たたいて音を出す「スティックバルーン」は1万8千組、5色のカラー手袋は3千組作り、小学校や公民館、スポーツ施設などに配った。どのグッズも大会当日に応援スポットなどで入手できる。

 金沢マラソン組織委員会は大会PR用のミニバンに、2020年東京五輪・パラリンピックを記念した図柄入りナンバープレートを取り付けた。

 金沢マラソンが、東京五輪に向けた文化プログラムとして政府に認証されていることから、両大会の開催機運を高める目的で付け替えた。金沢マラソン協賛企業の石川トヨタハートグループが協力した。

 金沢マラソンは県、金沢市、北國新聞社などでつくる組織委員会が主催する。

北國新聞社

最終更新:2017/10/13(金) 1:25
北國新聞社