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おおきに!大阪に押し寄せるインバウンド、地盤沈下から反転攻勢へ

10/13(金) 5:00配信

Bloomberg

心斎橋や道頓堀など大阪の繁華街ミナミに中国を中心とするアジアからの観光客が押し寄せ、たこ焼きを片手に町歩きを楽しんでいる。人口流出や大手企業の本社機能移転など地盤沈下を続けてきた大阪が、インバウンド(訪日外国人客)をきっかけに復権の兆しをみせている。

マカオから来た漠長盛さん(67)は、観光名所となっている道頓堀の江崎グリコの大看板の前で記念写真を撮っていた。大阪は「食事、買い物、文化が好き」で、息子とともに何度も訪れている。息子の李国祥さん(42)は「東京は忙し過ぎる。大阪の方がリラックスできる」と話す。

大阪観光局によると、2016年に大阪府を訪れた外国人観光客は940万人と3年で3.6倍に増加し、2.3倍だった全国を上回った。今年は6月までで531万人と初の年間1000万人が視野に入っており、内訳は中国175万人、韓国121万人、台湾72万人、香港37万人だった。格安航空会社(LCC)便の増加で、関西国際空港のアジアからの入国者数は成田空港を上回り、国内で首位。

訪日客を引きつけるのはまず安さにある。三菱総合研究所の劉瀟瀟研究員は「大阪はLCCで中国各都市から往復約3万円で行けて、食べ物も安くておいしい」と評価する。日帰りで世界遺産のある京都や奈良に行け、「見るところ、楽しいところが多い」という利点もある。何より、大阪はサービス精神が旺盛で「観光客を歓迎している。それが口コミで拡散していく」という好循環が働いていると述べた。

心斎橋、道頓堀、難波千日前などミナミの町並みも人気だ。心斎橋商店街振興組合の前田雅久事務局長(65)は「南に行くほど昔の大阪の良さが残っており、ディズニーランドのように狭い範囲をちょっと歩くだけで次から次に世界が変わる面白さがある」と言う。それも「演出でも何でもない、歴史に裏付けられた全部ほんまもんで、期待を裏切らない」と語る。

気軽に食べ歩きができることも魅力。前田氏は「店員とのやり取りも気さくにできるし、目の前で作っている食べ物も含め、全てがエンターテインメントになっている」と説明する。観光名所の通天閣や二度づけ禁止の串揚げで知られる新世界が典型だが、「非常にゴテゴテして雑多で、国内旅行で敬遠された時代もあるが、それが今再認識されている」と述べた。

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最終更新:10/13(金) 5:00
Bloomberg

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