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汚泥からバイオ燃料 焼却灰の路盤材活用も 県産業廃棄物処理協同組合

10/14(土) 6:30配信

琉球新報

 県内の産業廃棄物収集・処分業者などで組織する県産業廃棄物処理協同組合(西原町)は、汚泥からバイオマス発電の燃料として利用できる油を抽出する事業を進めている。飲食店などから出る「有機汚泥」を活用する取り組みで、同組合は「産業廃棄物から発電用の油を取り出すのは県内では初めてのこと」と話している。焼却処理で出る灰を路盤材の原料として活用する事業も同時に進めている。
 有機汚泥は脱水処理で水分を抜き取り、残りかすを肥料として活用することが多い。肥料にするためには、残りかすから不純物を取り除く必要があるため、同組合は別の事業者に処理費用を支払って引き取ってもらっている。

 新たに進めている事業では、脱水処理を行う前に有機汚泥から油分を分離させて、発電用に活用する。すでに発電燃料として使える品質の油を取り出すことに成功しているという。有機汚泥と油分の分離は、食品加工の工場で使用されている機器を応用した機材を使用する。発電用の油は販売できることから、収益の改善も期待できる。

 同組合は焼却処理で出てくる灰から有害物質を取り除いて、路盤材の原料としてリサイクルすることも目指している。灰を環境基準に適した品質まで無害化できる技術も確立しているといい、事業化に向けて作業を進めている。

 同組合の玉城早事務局長は「今までのように産業廃棄物を燃やして捨てるような時代ではなくなっている。環境をよくするための廃棄物処理の方法を模索していきたい」と今後の取り組みに向けて意欲を示した。

琉球新報社

最終更新:10/14(土) 9:43
琉球新報